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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
エルフの技 テレーセトス氏 アーチェ×ミント 2003/09/27 -

その夜、アーチェ・クラインは部屋でにやにやしていた。
きっかけは、いつもどうりの夕食の席。今日はアーチェが食事当番だったが、代わりにクレスがやってくれた。
「ア、アーチェのおいしい料理を食べるのは、後の楽しみにしておくよ」
「そお?自信あったのにぃ」
残念。そして、後片付けのとき、ミントが顔を赤らめ、耳打ちした一言。
「あの…」
芯が強い彼女にしては珍しく、言いにくそうな様子だった。そのときから、予感はあったのだ。
なにか普通ではない、と。そのときはそれが何かも解らず、そのまま聞き返した。
「どしたの?ばつが悪そうな顔して」
さらに顔を赤らめ、ミントが言葉を紡ぐ。ゆっくり、一字一句を搾り出すように。
「と…と…」
「と?」
「と、殿方と…その…するのはどうしたらいいんでしょうか」
「…は?」
素で聞き返してしまった。理解するのに数秒を要した。
「クレスが?」
「は…はいその…なんというか…その」
もじもじしながら言いにくそうな様子。その一挙動が初々しい。
「へえ、時空剣士さまも進歩したもんじゃない。で?」
「やり方が…わからないんです」
衝撃。お嬢様恐るべし。ここまでのモンだったとは。
「じゃあ、あとで私の部屋にきてくれる?」
「は…はい…」
その瞬間、アーチェの瞳が妖艶に輝いたのを、ミントが気付くことは無かった。
「うふふ…」
夜。アーチェは幼さの残る顔に小悪魔を感じさせる微笑を浮かべながら、ベッドに腰掛ていた。
―そして。
キィと木造の扉特有の音を立てて、ミントが姿を現した。全く普段と変わらない服装。予想どうりの服装に、
笑みがこぼれる。
「では…その…どうしたらいいのですか?聞かせてください」
ミントはセミナーでも聞くような面持ちで、正座している。本当にセミナーのつもりらしい。
ゆっくり近づく。
「あのね…ミント」
「はい?」
全く人を疑っていない瞳。その瞳を正面から見据え、耳元に口をずらし、息がかかるぐらいの所まで近づけ甘く、囁く。
「もっとイイコト…おしえてあげる」
その瞬間、アーチェはミントの唇を奪っていた。
「アーチェさ…ん、む…」
ミントが手を振り、逃れる。顔は真っ赤だ。
「な…なにをするんですか」
声が裏返っている。さも普通であるかのように、アーチェは続けた。
「だーからぁ、イ・イ・コ・ト。実際にやってみた方がいいって」
「そ、そんな…!」
信じられないといった形相で、更に顔を紅く染める。
「クレスに喜ばれたくないの?」
この言葉は、魔法の言葉だ。それだけでミントは大人しくなる。
「あ、あの…や、やさしくしてください…」
その言葉を聞き、アーチェは、同性でもでもふら付きそうな魅力の表情を、あどけない顔に浮かべる。

「ミント…かわいい」
同時に、ゆっくりと床の上に押し倒す。そして、再び唇を奪った。軽く、やさしく、幾度もついばむようなキスをする。何度も繰り返すうち、硬くなっていたミントの体もほぐれてきた。
顔は上気し、自分の感覚が自分で何なのか、分かっていない様子だ。さらに口づける。
上半身を起こし、今度は激しく。舌を絡め、口腔の天蓋までねぶる。
唇を吸い、なめる。激しくしながらも、優しさが伺える情熱的なキスで、少しずつミントの理性を崩していく。
紅い舌に口腔を舐められるたび、脳に甘い痺れが走り、思考が一瞬停止する。
アーチェはありとあらゆる技を駆使し、ミントの口を愛撫し続けた。今や足は崩れ、ぺたんと座り込んでいる。

「ん…ふふ…ん」
アーチェが微笑み、更に長いキスをする。濃厚に、全てを包むかのような優しく、それで
いて優しいキスに、ふらふらになる。桃色の髪が金色の髪ともつれあい、肌に触れ、それ
さえも甘い痺れを引き起こすかのようだった。アーチェは、まるでミントの理性を食い尽
くすかのように口を合わせ続ける。唾液を流し込み、淫靡な音を立てながら逆に唾液を吸
い込み、それが終わったかと思うと再び唇をついばみ、舐め回す。歯茎の裏まで舌で愛撫
し、それが終わったかと思うとすぐに口腔内を細かく突付き回され、焦らされる。脳が甘
い官能の色に染まっていくのをミントは感じた。
「ん…はぁ…」
思わず口から声が漏れる。永遠かとも思われた長いキスの後、ゆっくりとアーチェは唇を
離す。互いの唇から唾液が糸を引き、ミントの法衣にかかり、唇の側部からこぼれたもの
は、そのまま服の中へと滴り落ちていく。ミントの肌は桜色に上気し、息は荒い。息使い
がここまで伝わってくる。
「キスだけでこんなになっちゃうなんて、ミントってえっちな女の子だねぇ〜」
鼻にかかった甘い声で、ミントを蔑んでいく、理性を、崩していく。
「そ、それは…ア、アーチェさんが、その…」
「女の子同士なのに気持ちよかったんだ?」
「あ…う…」
言を失ったミントの耳に再び、ア−チェの唇が近づき、耳を甘噛みしながら普段とは全く
違う、ぞくぞくするような擦れた声で、言う。
「もっと気持ち良くしてあげる…」
耳を噛まれ、耳元で囁かれただけで、どうなってしまうのか、と言う恐怖と、もっと気持
ちよくなれるかもしれないと考えてしまい、官能の火がじりじりと燃え上がってくる。全
てがない交ぜになり、言いも知れぬ気分になった。そこに、アーチェからの言葉が降りそ
そぐ。
「キスだけでこんなになっちゃうなら、他の所も弄ったらどうなっちゃうのかなぁ?」
小悪魔的な微笑を浮かべ、ゆっくりと手を近づけてくる。続けざまの快楽で思考が麻痺し
ている。ゆっくりだが無駄の無い、慣れた手つきで服をたくし上げられ、下着ごと上半身
を裸にされてしまった。その間も、耳や唇への愛撫は欠かさない。豊満な果実がこぼれ出
る。着衣を着けているときからは想像も出来ないほどに大きく、美しい果実に、アーチェ
は見とれてしまった。
「ミントってほんとにおっぱい大きいんだねぇ〜」
「そ、そんなことありません…」
否定するミントの肌は桜色に上気し、吐息は熱い。アーチェは抵抗が薄くなっているのを
感じた。そして、再び甘い声で囁き始める。

「ほんとにキレイだよぉ〜」
ミントに言葉が届いてるのを確認しながら、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「それに、とってもあったかくて…とってもエッチ」
言い終わると、初めて胸に触る。両胸をゆっくりと揉みしだき、硬くなった
乳首をペロリと舐める。
「あ…は…こんな…」
思わずミントが呻く。
「女の子同士なのに、どうしてここはこんなに硬くなってるのかなぁ?ミント?」
「…」
「ねぇ?」
ア−チェの言葉の一つ一つがミントの中に蓄積していく、理性の柱を崩そうと蠢く。
アーチェがミントの返答を待たずに愛撫を再開する。またゆっくり胸を揉みながら乳首を
舐める。大きすぎて、手のひらに全ては収まりきらないそれを、愛しそうに包み、両方の
乳首同士寄せ、擦り合わせながらその場所を舐める。再び、キスをされた時以上の快感が
襲ってくる。まるで舐められた部分が燃えるかのように熱く、ビリビリとする。硬くしこ
った乳首をそうして舐められる毎に、痺れと熱が襲い、頭の中が真っ白になる。一瞬それ
がやんだかと思うと、口の方にもその感覚が襲ってくる。再びアーチェがキスを始めたの
だ。アーチェは濃厚なキスをする一方、二本の指でミントの乳首を挟み、ふるわせる。口
と胸の登頂から快感が襲い、殆ど何も考えられない。時折耳たぶを噛み、乳首にキスをし、
首筋を舐められる。快感が大きくなり、弾ける寸前で、床に倒れているミントからアーチ
ェの体がすっと離れた。

「あ…」
ミントが名残惜しそうな声を出す。それを見て、ア−チェがまた、妖艶な表情になる。
「気持ちよかったんでしょ?」
「…」
「白状しちゃいなよ」
しっかり、一字一句をゆっくり、言う。
「ミントは、エッチな、子だって」
「…」
「もっと気持ちよくしてほしいんでしょ?」
沈黙が流れた。しばらくすると、ミントがゆっくりと口を開く。
「そうです…だから…」
「だから?」
「もっと…気持ちよくしてください…」
「ミント…やっぱり可愛い」
囁くと、今度は下半身の着衣も脱がしていく。生まれたままの姿になったミントを見て、
呟く。
「一緒に気持ちよくなろう?ミント」
そう言うと、アーチェも服を全て脱ぐ、スレンダーな裸身があらわになった。
「ふふ…」
アーチェがかすかに微笑み、ミントに覆いかぶさる。軽く体中にキスをし、それからアー
チェは、どろどろに溢れている秘裂の愛撫を始めた。指をあてがい、蜜をすくい取る。
「こんなに溢れて、べとべとだねぇ?」
蜜を舌先に乗せながら、言う。
「アーチェさんが…その…上手いから…」
顔をもはや真っ赤にしながら、ミントが返した。
「見て…あたしのも…」
言われてミントがアーチェの秘裂に目をやると、おなじく、どろどろになっていた。蜜が
床に滴り落ちている。
「ミントのこと見てたら、こうなちゃった」
潤んだ目でミントを見つめ、更に続ける。
「やっぱり、かわいい」
再び愛撫が始まる。段々とミントも、ぎこちなくも、反撃を返してくる。舌が互いに絡み
合い突付きあい唾液を交換する。乳首を擦り付けあい激しく動く。互いの指はそれぞれ秘
裂に突き刺さり、アーチェは入れなっかった指で淫芽を弄っている。やがて、二人はのぼ
りつめて行く。
「ミント!あたし…もう」
「アーチェさん!来ます!来ちゃいます!」
「「あっ!あっ!ああー!」」
二人のシンクロした喘ぎ声は、アーチェの部屋に響きわたった…

それから数日、二人が一緒にいるときに、クレスが何か不穏な空気を感じ取ったというの
は別の話。


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