総合トップSS一覧SS No.1-068
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 リオルー氏 リオン×ルーティ 2002/12/17 -

「離してよ・・・っ、何のつもりよ!」
「・・・・そろそろ黙ったらどうだ、姉さん。」

紫の瞳の奥に潜む淫靡な狂気。

無残にも着ていた服をナイフのようなもので引き裂かれ
ベッドパイプと彼女――ルーティの手首は鉄製の手錠で繋がれる。
その姿をリオンはただ目を細めて見つめる。

「いい格好だよ、姉さん。」
「いや、や、め、て・・・っ」
「そろそろ薬が効いてくるんじゃないか?お前が気を失ってた時に
体中にたっぷりと媚薬をしみこませてもらったからな。」
「あんた・・どうかしてるわよ。」
「ああ、どうかしてるさ。」

くっと喉を鳴らせて笑むと、
繋がれたルーティの身体の上に組み敷くように覆いかぶさり
破れた衣類の隙間から垣間見える朱の乳首を摘む。
きつめに摘まれた其処は、すぐに硬さを帯び始めた。

「摘んだだけで勃たせたのか。」
「も、いやぁ・・っ、離して・・!」
「いくら叫んでも、拒んでも無駄さ。
今からお前は僕の手でその純潔を奪われるんだ。」

リオンの言葉にルーティは背筋に何か冷たいものが走る。
――実弟に犯される恐怖。
それがもうすぐ実現のものとなる。
これが夢であって欲しいとルーティはぎゅっと瞳を閉じたが
容赦なくリオンの指先が彼女の肌を這い始め
現実である事を思い知らされた。。

戦闘終了時のハロルドたん……胸が良い感じに揺れている様に見えるのは目の錯覚ですか?


385 名前:リオルー 投稿日:02/12/17 04:10 ID:kRIVCNkq
「ふん、馬鹿な女でも僕の姉だ。痛みは最小限にしてやるよ。」

そういい捨てるとリオンは組み敷いた身体の柔らかな乳房を強めに掴んだ。
手に吸い付くような感触は心地よく、それだけでリオン自身の雄も興奮を覚える。
乳房の頂にある勃ちきった乳首を再び強く摘むとルーティの唇から甘い吐息が漏れた。

「ぁ・・・、い、ゃ・・っ」

媚薬のせいもあるのだろうか。
リオンに少し素肌を撫でられただけで電流の走るような感覚が襲う。
それが快感であるという事を頭では否定するが
ルーティも女だ。
身体は正直な反応を示して
まだ触れられていない花園の部分が熱く湿り始めていた。
ルーティの両瞳にも熱い雫が浮かぶ。
がちゃがちゃと手錠を外す様に暴れていたが
迫り来る操作された快楽が彼女から抵抗の意志を徐々に奪い去っていく。

「ふん、やっと大人しくなったか。」

リオンはそう呟くと、先程まで指先で転がしていた乳首に唇を寄せて
強めに吸い上げ、舌先でその硬い莟を攻め立てる

「あ、あぁ・・・っ、リオ・・ン・・・!」
「気持ちいいのか?」

その声に気を良くしたリオンはもう片方の乳首を爪先で軽く引っかきながら
口に含むもう一つを吸い続けた。
其処からはちゅ、と淫らな音が鳴る。
媚薬の効果が強く表れ始めてルーティは徐々に思考を麻痺させ始め。

その愛撫が数分繰り返されると、
彼女の赤い唇から漏れる言葉は拒否と反抗の言葉ではなく
確実に喘ぎへと変化していた。



* * *



「あ・あァんっ!・・いや、いやぁ・・・」
「姉さんの此処はあんまり味がしないな。」
「そんな、舐めない・・・で・・・っ」
「良く言う。感じているくせに。」


387 名前:リオルー 投稿日:02/12/17 04:24 ID:kRIVCNkq
リオンの唇は、既に胸元から下腹――それも花園の中心にある。
ぷっくりと膨らんだ花芽を彼が甘噛みするだけで、
ルーティの体中には言いようのない快感が迸る。

どんどん蜜壷の奥から流れてくる愛液を啜り、
リオンの形の良い唇は彼女の漏らした液体でしっとりと濡れていた。
十分すぎる程に塗れた蜜壷にゆっくりと中指を差し入れると
それまで震えていたルーティの身体がビクンと大きく跳ね、
新たな快楽の波が襲い来る事を意味づけた。

「ひ・・・っ、いや、抜いて、抜いてー・・っ!」
「馬鹿か。これくらいで嫌がってたら僕のものなんか入らないぞ。」

わざとぐちゅぐちゅと淫らな水音を発しながら
トロトロに湿ったその中を掻き混ぜる。
その彼女の膣内は思ったよりも狭く、たった一本入れただけの
リオンの指すらもきつく締め付けてその感度の良さを知らしめた。

「もっとヤリ込んでるかと思ったが・・・・
初めてというのもあながち嘘じゃないみたいだな」
「あっ、あぅ・・・はぁ・・っ」

再び花芽に舌を寄せてひたすらに其処を嬲る。
その間にも、先程まで膣壁を擦り上げていたリオンの指がもう一本
彼女の中に埋め込まれ、
ルーティは更に喘ぎを強める事となる。

「あ・・・ァッ・・だめ、変に、変になっちゃ・・・っ」
「イきたいなら、イっていいんだぞ・・・」

まだ達するという事をはっきりと解っていないルーティは
ただ瞳に涙を滲ませ、拘束の緩まる事のない手首をがちゃがちゃと動かして
その愛撫に堪えた。
だが、リオンはそんな彼女を容赦なく攻め立てる。
花芽を嬲る舌の動きを止めると唇でその場所を吸い上げて
新たな悦を与える。
確実に、ルーティの中の締め付けはきつさを増してゆき
絶頂が近い事を嫌と言うほどリオンに伝える。
リオンもそれを察すると銜え込ませた二本の指の動きを激しくさせて
さっきよりも大き目の淫音を発させながら掻き混ぜた。

「いや、だめ、あ、あぅ・・ァ―――ッ」

ルーティががくがくと身体を震わせると同時に、
指で塞がれていた蜜壷から勢いよく透明な液体が噴出して
リオンの手首を、顔を、そして白いシーツを濡らした。

「あ・・・・あぁ・・・・、熱・・ぅ」
「お前、処女の上に潮吹きか。淫乱め。」
「違・・っ・・・・ん・・・」

中から溢れたものでぼとぼとになった指を引き抜きそれを
ルーティの顔の前に差し出した。

「これだけ僕の手を濡らして淫乱じゃないという方が嘘だろう。」
「い、や・・・ぁ・・・っ」
「何が嫌なんだ。現にお前のココはまだ求めてヒクヒクしてるぞ」

リオンの方が我慢の限界に達したのだろう。
彼女の顔の上に跨ると、十分に勃ちあがったリオン自身を
彼女の赤い唇へ押し付けた。
鈴口から溢れる先走りがルーティの唇を汚す。
もう、何も考えられなくなったルーティはゆっくりと実弟のモノを
口腔へと誘い含む。

「ん・・・ぅ・・・っ」
「そうだ、もっと舌を使え」

眉根を寄せながらルーティは懸命にリオンの雄を舐める。
吸って、先端の窪みに舌を這わせて筋張った部分もしっかりと舐め上げた。

「・・・っ、なかなか、旨いじゃないか・・」

満足気に口腔から自身を引き抜くと、
ルーティの太腿の間に身を滑り込ませて用意の整ったソレを
彼女のぐちゅぐちゅのままの入り口へと擦りつけた。
その行為だけでもルーティは身体を震わせて悦反応を見せる。

「入れるぞ。」
「い。いや・・・だめ・・」

リオンはルーティの細腰をしっかりと掴むと
一気にその腰を引き寄せるように彼女の中へと突き進んだ。
まだ男を受け入れた事のない其処はぎゅうぎゅうとリオンを締めて
奥へ到達する事を許さない。

「いやぁーーっ!いた、痛い・・っリオンやめてぇ・・・!」
「少し我慢しろ。僕も辛いんだ。」

思うように中に進まない事に苛立ちを覚えながらも
リオンは確実に姉の身体を貪っていく。
何度も挿入出を繰り返すうちに、なんとか奥まで入る事に成功したが
千切れるような痛みのせいでルーティはもはや半分意識を失っていた。

だが、それも束の間。

リオンがゆっくりと油送を開始し始めると再びルーティの身体に変化が起きた。
指で犯されたときよりも重量のあるものがルーティを塞いで追い立てる。
油送を繰り返すうちに
再び指で掻き混ぜられたとき――いや、それ以上の快楽が
ルーティを襲い始める事となる。
リオンも僅かに汗ばみ、前髪が頬にぺったりとくっつく。
髪を掻き上げるのもお構いなしに、リオンは目の前にいる姉を翻弄し続けた。

「ああ・・姉さんの中・・・いいよ・・・っ」
「あ、あっ!リ、オ・・・エミリ・・オ・あ、あはぁっ」

夢にまでみた姉を陥落する事。
それが現実のものとなり、リオンの身体に武者震いにも似た震えが沸き起こる。
自分自身によって翻弄され、快楽に堕ちる姉の姿は
何よりも淫美で、愛しかった。

(姉さんは、ルーティは僕の、僕だけのもの・・・)

ルーティの最奥を何度も突き上げれば。
痛みの悲鳴とは明らかに違う鳴き声が唇から紡がれる。
擦り付ける様な突き上げを繰り返すうちにリオン自身も射精感が迫り来る。
肉体のぶつかり合う音が二人の交わりを示して耳に届いた。
リオンが絶頂を迎えそうになる頃、ルーティもまた膣内を締め付けるタイミングを
徐々に早め、まるでリオンに合わせるような形で愛液を溢れさせて
絶頂へと追い立てられていく。

「あ、あぅ・・・っエミリオ、あ、たし・・っあ、あぁ・・!」
「姉さん・・中に出すよ・・」
「だ、だめっ、あ、あァっエミリ・・オっ」
「イ・・・ク・・っ」
「あ、んぁっ・・ぅ、あ・あ―――――っ」

リオンが尤も強く突き上げて子宮の奥深くに彼の白濁を注ぎ込む。
ドクドクと脈打つ感覚がルーティの中で感じ取られて、
自然と彼女の瞳から止め処なく涙が零れた。
全てを出し切って少し縮んだ自身をルーティの中から引き抜くと
吐精したものと、僅かな血液が混じった白濁がルーティの蜜壷からトロリと
溢れてシーツを汚す。
リオンはルーティの手錠を外してやるとぐったりと横たわる彼女の横に
同じように横たわって、涙に濡れる瞳を見つめた。

「手荒な真似をして悪かったな。」
「・・・・・・・・・」
「こうでもしないと・・・お前は僕の腕に抱かれない」
「・・・・え・・・」
「・・戯言だ。」

自嘲気味にリオンはそう呟くとルーティの身体に腕を回して
自分の胸の中へと抱き寄せた。

「・・・・してる」

一言、小さく呟くがそれは彼女の耳に聞き取る事は出来ず。
まだぼんやりとしたままのルーティの頬に手を添えて
リオンはゆっくりと唇を重ねた。



雨の降り頻る冬口の出来事はこれからの二人の運命を狂わせる事となる。


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