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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 569氏(2スレ目) リオン×ルーティ 2002/12/26 -

グレバムの手から神の目を奪還・・・その数日後の事だ。
僕はスタン達と別れ、一人で船に乗り込もうとしていた。
行く先は、王都ではない。
僕はこれから犯罪者になるために、この船を走らせていくのだ。
いつか、スタン達とも対峙するときが来るかも知れない。
ルーティが、本当の事を知るときが来るかも知れない。
そのことを思うと、少なからず胸が締め付けられる思いだった。
だから僕は・・・この船がでる前に、やり遂げなくてはならないことがあった。
悔いが残らないように。
アイツらが僕を、ためらわずに殺せるように。
「おい。・・・ちょっと来い」
僕は、雪の街を進んでいこうとするスタン達を見つけた。
その中から、ルーティにだけ声を掛け、腕をつかんで歩いていく。
「みんなーっ!先に行ってて!後から行くわー」
ルーティは声を大に、先をゆくスタン達へとその旨を伝えた。
「・・はぁ。何よ、いったい。船なんかに連れ込んじゃっ・・・きゃあっ」
船に乗り込むと、僕は奥まったところでルーティの体を倒した。
細い体の上に馬乗りになって、にらみつけながら言った。
「前々から気になってた・・出発する前に、一回ぐらいいいだろう?」
「一回・・・って・・いやっ」
我ながら、陳腐な台詞だと思った。
胸のきしみは、先ほどよりも強くなっている。
それでも僕はルーティのチューブトップをたくし上げる。
チューブトップの下からあらわれた乳房は、たわわな果実と言っていいほどだ。
僕はその乳房を、少し力を入れて揉みはじめた。
「思ってたよりも、デカいな・・」
「痛いっ・・や・・っ・・」
ルーティは、痛みと現実から逃げ出したい気持ちで、泣き出している。
しかし、揉みほぐしていくうちに、痛いという言葉は少なくなっていく。
「ゃ・・・ぁっ・・あ・・・っ」
「ふっ・・・感じてるのか?」
声に艶が掛かってきたようにも感じて、乳首も、赤く腫れあがってきた。
「ぅっ・・・く・・・ねえ、リオン・・・ッどうして・・・?」
「・・・ッ」
涙をたたえた目が僕を見上げて、理由を聞いてくる。
感じながらと、泣きながらなので言葉が途切れ途切れになっている。
僕はその姿が痛々しくて、思わず手を止めてしまった。
その隙に、ルーティが語調を強めて言ってくる。
「どうして?!アンタ・・そんな人間じゃなかったじゃない!」
「・・・」
「あたしは、今ここでアンタを殺すことだってできる。
だけど、そうはしない。・・・だって、アンタのこと、好きだから・・」
「・・・!」
ルーティの目から新しく流れてきた涙に、僕は言葉を失った。
「・・すまない・・・僕は、なんてことを・・・」
冷え切った手を、ルーティの髪にのばす。
ルーティは温かくて、僕の方が悲しくなってきた。
ルーティが、起きあがって泣き出しそうな僕をそっと抱きしめる。
場違いかもしれないが、僕は「姉弟」というものを感じた。
「・・・いいのよ、リオン。」
「ねえさ・・ルーティ・・ありがとう」
はたからみれば、感動的な場面なのかもしれない。なのに・・
それにルーティが水を差した。
「・・・ねえ、リオン?・・続き、しない?」
言って、彼女は僕の手首をつかんで、自分の胸にあてがう。
そして、甘く惚けた顔で、僕の唇に自分のを重ねた。
僕はルーティの乳房を、再び揉みはじめる。
「・・ぁ・・っ・・う・・・」
だんだんと赤くなっていくルーティの顔。
僕が萎縮するように勃ちあがったルーティの乳首をキュっとつまむと、その声は大きくなる。
その乳首がおいしそうで、僕は何度かそれを口に含んでころがした。
「んっ・・・ぁっ・・あっ・・・」
声を聞くうちに、僕の服がだんだんときつくなってきた。
そろそろ潮時なのだろうか、と思ってルーティにたずねると、
彼女は小さく、縦にうなずく。
黒のホットパンツを丁寧に下げ、
指を、そっと彼女の裂け目に這わす。
しっとりと濡れたそこは、とても扇情的で、僕を狂わせる。
中指をゆっくりと、その中に入れてみた。
「・・・あぁっ・・・」
中は、見た目以上に濡れそぼっていて、すぐにでも僕を受け入れられそうだった。
くち、くち、といやらしい音をたてながら、僕はその中を指で楽しんだ。
「はぁ、・・はぁっ・・・ね・・・もう・・・」
「ああ・・」
僕も、大きくなった自分のを取り出した。
右手を添えて、彼女の入り口に先端を当てる。
一気に、彼女の奥に進んでいった。
ルーティの中は、狭く、温かかった。
「・・・っ・・・あっ・・・」
力を込めて、ぎゅっと僕のを締め付けてくる。
気を抜けばすぐに果ててしまいそうな状況で、僕は腰を動かし始めた。
「・・・あっ・・はっ・・・ぅ・・っ」
カリの部分まで引き抜いては、コツ、と何かに当たるぐらいまで腰を進める。
徐々にストロークを大きくしていき、動いては、中でこすりあわせていく。
ルーティが感じて、声があがるたびに、締め付けは強くなっていく。
僕も限界が近い。だが、彼女もそろそろなのだろうか。
うわずった声で、すがりよってきた。
「あっ・・・ゃ・・・ぁ・・・イッちゃう・・・!」
「・・・イクぞっ・・・」
打ち付ける力を強くして、小さく叫んだ。
「あぁっ・・あぁあああっ!!」
「・・くっ・・・」
僕は、勢いよく精液をルーティの膣内に放った。
彼女も、その感覚に身をよじって、そのまま力無く倒れる。


僕は、ルーティが目覚めるまで、ずっと彼女のことを抱きしめていた。
抱きしめたルーティは温かく、僕に安心を与えた。
「起きたか」
「・・・ん・・・」
それから、彼女は乱れた衣服を直して、立ち上がった。
「それじゃ、行くね。・・・また、今度。」
「ああ」
笑顔で僕を見、一回だけ、軽く口付けた。
そして、また雪の降る街に消えていった・・・。

どうか、ルーティの言っていた「また今度」があればいい。
僕はほんの少しだけそう思って、操舵室に向かった。


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