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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
遙かなる旅路 コミナ氏 ロイド×コレット 2004/12/16 2004/12/16

それは、世界をあるべき姿に導いた青年剣士と、神子の少女の物語。

   〜遙かなる旅路〜   

剣士は、自ら選んだ。
この、果てしなく長い旅を。
剣士の名はロイド・アーヴィング。
仲間達と共に二つの世界を救うために戦った勇敢な剣士である。
その旅を共にし、ロイドを支えたのが神子の少女、コレット・ブルーネル。
二人は幼なじみであり、イセリアにてジーニアスと三人でよく遊んだ仲である。

ロイド達はシルヴァラントの各所を巡り、エクスフィアに関する情報を集めていた。
なぜなら、ロイドの旅の目的がエクスフィアの回収にあるからだ。
「なかなか見つからないね、エクスフィア…」
歩きながらポツリと言うコレットにロイドは答えた。
「まぁ、シルヴァラントじゃエクスフィアの存在自体が珍しいからな。気長に探せばいいさ」
「うん、そだね。…あ、街が見えてきたよ」
その街というのは、再生の街ルインのことだった。
この街は一度滅ぼされたものの、ロイド達や復興を望む人々が集まって協力し、見事復興を遂げた街なのである。
早速ロイド達は、街の住民にエクスフィアに関する情報を持っていないか訊ねてみることにした。

情報集めに奔走するロイド達だが、なかなか有力な情報は得られず、
その上住民達の手厚い歓迎を受けて足止めをされてしまった。
仕方がないので、ロイド達はしばらく街にとどまることにした。
「ここでも情報はなし、か…」
「でもほら、こんなにおいしい物もらっちゃった。後で一緒に食べようね」
落ち込むロイドを励ましているつもりなのか、脳天気に言うコレット。
ロイドは曖昧に返事をすると、次の街に向かった。
既に日は沈みつつあったが、ロイドは次の街で休むつもりでいたため自然と足が速まった。
それについていけなくなったコレットは、ロイドを呼び止めた。
「ロイドー、ちょっと待ってよー!」
天使の羽で低空飛行してなんとかロイドに追いついたコレットだが、ロイドは足を休めない。
その態度にコレットは珍しく怒りを露わにした。
「もう、置いていかないでよー!」
「あ、ああ、ごめん…もう夜だからなるべく急ごうと思ってさ」
無意識のことだったとはいえ、ロイドはコレットを置いて行こうとしてしまったことを恥じた。
しばらくして、次の街に到着した。
そこは、ハイマの街だった。

ぽつんと佇んでいる宿屋に入り、料金を支払って部屋へ入る二人。
ロイドはどこか疲れている様子だったがコレットは全く気づいておらず、ルインで貰った食物を食べていた。
数分してようやくロイドの様子に気づいたコレットは彼にも食べるよう勧めるが、断られてしまう。
コレットはロイドを心配していたが、彼は大丈夫だからと言ってシャワーを浴びに行ってしまった。
こうなったらロイドの分まで、と変に意気込んでコレットは余り物を食べ始めた。
しばらくしてロイドがシャワーからあがると、苦しそうにしているコレットが目に入った。
「コレット!どうしたんだ?大丈夫か?!」
「うん……。ちょっと、食べ過ぎちゃった。てへっ」
コレットはぺろりと小さく舌をだして答えた。
あまりにもあっけらかんとしているので、ロイドはがくっと脱力した。
「そっか。ならいいんだ…俺もちょっと大げさだったな」
ロイドは安堵して服を着ると、コレットに言った。
「そうだ、腹ごなしに散歩でも行かないか?それともここで休んでるか?」
「ん、だいじょぶ。お散歩、いくよ」
ロイドの着替えが済んだ後、二人は宿屋の主人に断って外に出た。

宿屋周辺をのんびりと歩きながら、ロイド達は話をしていた。
「ロイド、湯冷めとかきてない?」
「大丈夫。このくらい平気だよ」
「そっか。…ロイド、さっきはごめんね。心配させちゃって…」
「ああ、いいってそんなの。…なあ、コレット。ちょっと話聞いてくれないか?」
「?」
そんなことを話しているうちに小高い丘に到着した。
そこは以前の旅で救いの塔に向かうため竜に乗った場所だった。
「あ、ここ丁度良さそうだね。座ろうよ、ロイド」
「ああ」
二人は冷たい地面の上に腰掛けた。
そこで、ロイドが話し始めた。
「俺さ、あんな事言ったけど、ちょっと自信なくしてるんだ…この旅に。
エクスフィアってこんなに見つからないもんなんだな…」
少ししゅんとして言うロイドをコレットは励ました。
「だいじょぶ。ロイドならきっと集められるよ。だから頑張ろう。ね?」
いつもと変わらない柔らかい口調で励まされ、ロイドに少し自信が出てきたようだ。
「ありがとな、コレット。話したら少しすっきりしたよ。そろそろ戻るか?」
戻ろうとするロイドをコレットは引きとめた。

「待ってロイド。ほら、あれ見て!」
コレットに促され空を見上げると、そこには満天の星空が広がっていた。
「綺麗だね……」
「そうだな…」
しばらく二人は会話も忘れて空を見上げていた。
しかし、それは長くは続かなかった。
ロイドがぶるっと身震いをして、やせ我慢がばれてしまったためである。
「あ、ロイドやっぱり寒いんだ。だから言ったのに…」
「へへ、わりぃ。でも良かったよ。こんな綺麗な景色が見れてさ」
「うん。そだね」
宿に戻ろうとする二人だが、またコレットがロイドを呼び止めた。
「そだ。ロイド、体が暖かくなるおまじないしてあげよっか?」
「え?じゃ、頼もうかな」
コレットはロイドに近づいて彼のすぐ横まで行くと、ほんのりと頬を染めて言う。
「じゃ、いくよ…」
コレットは目を閉じて、ロイドの頬にちょんと口づけた。
それにロイドは驚いて、慌てて後ずさりながら言った。
「コ、コ、ココ、コレット?!」
「えへへ。暖かくなったでしょ?」
大層照れているのだろう、二人とも顔が真っ赤だった。
気が動転するロイドだが、とりあえず宿屋に戻ることにした。

部屋に戻った二人だが、なんとなく目をあわせづらくなり二人ともお互いの顔を見ようとしなかった。
しばらく沈黙が続く。
(何か言わないと…でも何を…)
ロイドはこの状況をなんとか脱しようとするが、先ほどのことしか頭に浮かばず、余計に混乱するだけだった。
数分後、ようやく沈黙が破られた。
「ねえ、ロイド。好きな人っている?」
「…いきなりだな」
「答えて」
「…いる。その人が俺の心を支えてくれたから、ここまで来れたんだと思う」
そう言ってロイドは真っ直ぐにコレットを見つめた。
コレットもロイドを見つめ返して言った。
「私にもいるよ。その人は、いつも私を助けてくれた。いつも、私を想ってくれた。だから今の私がいると思うの」
数秒見つめあって、同時ににぷっと吹き出した。
「ははっ、おかしいな。同じこと言ってる」
「ふふっ、そうだね。それだけ気持ちが通じあってるんだね…」
そして二人はもう一度見つめあい、はっきりと気持ちを伝えた。
「コレット…好きだ」
「私だって、ロイドが好き…大好き」
どちらからともなく、二人はお互いの温もりを求めるように強く抱き合っていた。

「ロイド…嬉しい。ロイドも同じ気持ちだったんだ…」
「ああ。俺も嬉しいよ…」
また沈黙が訪れるが、先ほどとは訳が違っていた。
気持ちを素直に言い表したことで、微妙な照れや気まずさがなくなっていたのだ。
やがて抱擁が終わると、コレットが口を開いた。
「ロイド、またおまじないしてあげる。どんな時も挫けないおまじない…」
今度は何をされるのだろうと思い、ロイドはコレットに訊ねた。
「どんなおまじないなんだ?」
「それはね…」
するとコレットは目を閉じロイドの唇にキスした。
「………!」
ロイドはまたびっくりして体が硬直してしまう。
それにも構わずコレットはロイドの唇を吸い、舌を入れてきた。
「ん、ちゅ…ふ…んん…」
ゆっくりとした動きでコレットの舌がロイドの舌に絡まる。
ひとしきり口内に舌を這わせると、コレットは唇を離した。
ようやく解放されたロイドはぽつりと言った。
「これがおまじないなのか…?」
それにコレットはかぶりを振り、続けた。
「まだ続きがあるの。…ロイド、私と………できる?」
よく聞こえなかったのでロイドは聞き返した。

「何て言ったんだ?」
コレットは顔を真っ赤にして言った。
「だからね、私と………えっち…してほしいの…」
つられてロイドも赤くなるが、はっきりと言い放った。
「…コレットがいいなら、何でもするよ。俺は…コレットを愛してるから」
「ロイド…っ!」
コレットは嬉しさで胸がいっぱいになり、再びロイドに口づけた。
今度はロイドもされるがままではなく、コレットの舌にあわせて舌を絡めた。
「んっ…んぅ…ふむ…ん…」
「ん…んん…む…ん…」
深いキスの余韻に透明な橋が架けられ、すぐに消えた。
一度だけでは飽きたらず、二度三度と深いキスを繰り返した。
「ちゅ…ちゅっ、ちゅ…ん…ぁふ…ふぅ…んん…」
幾度目かのキスを終えると、ロイドが言った。
「服…一緒に脱ぐか」
「うん…」
二人は同時に上着を脱ぎ捨て、穿いているズボンなども脱いで下着姿になった。
ロイドは濃い青のトランクスで、コレットは淡いピンク色のブラジャーとショーツを着けていた。
それを見たロイドは思わずこう漏らしていた。
「きれいだ…」
コレットは恥ずかしそうに俯いて、ありがと、と小さく言った。

コレットはいかにも恥ずかしそうにブラのホックに手をかけ、ぷちんとはずした。
すると、小振りな乳房が姿を見せた。
「私、ちっちゃいから恥ずかしくて…」
ぽつりと呟くコレットにロイドはこう言った。
「可愛くていいじゃないか。好きだぜ、俺は」
「あ…ありがと…。そう言ってくれると、嬉しいな…」
ロイドはコレットに軽いキスをして優しくベッドに倒した。
ロイドの手がコレットに触れる寸前に彼女は言った。「やさしくしてね…」
ロイドは頷いてコレットの乳房に触れた。
それはロイドの手にすっぽり収まる程度で、手を動かすとふにふにとした弾力があるがまだ芯がある感じだった。
ロイドがその弾力を楽しむと、コレットが微かに喘ぐのが聞こえる。
手の中で硬くなっていくものを感じ、それを指で弄ぶとコレットがきゃんっと子犬のような声をあげる。
今度は手を離し先端のあたりをしゃぶって、空いている方にも手をやり刺激した。
「あ…ん…はぁ…ん、ふぅ…」
コレットが喘ぐ度にロイドも興奮し、愛撫はエスカレートする。
ぴちゃぴちゃと音を立てて乳房を舐め、下腹部を下着越しに撫でた。

「きゃうっ!うぁ…ぁん…ふぅ…はぁ…ロイド…っ」
(コレット………)
ロイドはコレットが愛しくてたまらなくなり、めちゃくちゃにしたい衝動に駆られるがなんとか堪え、愛撫を続けた。
下腹部にあてていた手でショーツをずり下ろそうとするが、コレットに止められてしまう。
「!…そこはダメっ!…恥ずかしい…」
「俺も一緒に脱ぐからさ、コレットのここ…見せてくれ」
「う…うん…」
恥ずかしがるコレットをなんとか宥め、ロイドは自分とコレットの全てをさらけ出した。
コレットの秘唇はしっとりと濡れていて、僅かに生えている金色の下草も濡れてそこを隠しきれていなかった。
ロイドはそこを覆い隠すようにして手を触れ、指先でゆっくりと割れ目をなぞった。
「んっ!…ふ…ぅ…あぁ…っ!」
優しすぎるくらいのタッチでもコレットのそこは敏感に反応した。
それに呼応するように蜜が溢れ出てきて、ロイドの手を濡らす。
「こんなに濡れるもんなのか……」
「やだっ…言わないでよぅ…」
蚊の鳴くような声でコレットが言うが、ロイドの手は止まらなかった。
くちっ、くちっと淫媚な水音を立てつつロイドの指がコレットの秘唇を撫でる。

「くぅ…んっ!あっ、はぁっ!うぅんっ…く…はぁ…」
コレットの喘ぎが大きくなり、ロイドの頭を痺れさせる。
指先を十分に濡らすと、割れ目をなぞっていた指をそれの中に沈めた。
「んくっ!はぁ…あぁ…ロ…イドぉ…っ…だめ…だめだよぅ…っ」
羞恥と快感の狭間で喘ぐコレットにはもう正常に言葉を紡ぐことすらままならなかった。
ロイドはとどめとばかりに指を深く入れ、そして細かく動かした。
「あっ、あっ、あぁっ!だ…めぇっ…もうっ…おかしく、なっちゃ…はぅん!」
やがて、コレットは高みに至る。
「あぁ…あぁぁぁぁっ…!」
コレットはくたっと脱力して全身に汗をかき、荒く息をしていた。
彼女がどうなったのかを察したロイドは髪を撫でたり軽くキスしたりして愛する人を労った。
息が調うのを見計らってロイドは言った。
「ごめんな。指止まんなくて…」
それにコレットはかぶりを振ってこう答えた。
「ロイドが謝ることないよ…。すごく…すごく気持ちよかったから…」
高みの余韻を十分に楽しんだコレットは、ロイドのモノを軽く握って言った。
「男の人って、ここをさすったりすると気持ちいいんだよね…今度は私の番だよ」

「えっ…おっ、おい…コレット、そんなことどこで…っ」
言う間もなくコレットはロイドの肉棒をしごきはじめる。
とはいっても、まだ慣れていないせいか動きは非常にゆっくりで、ロイドはもどかしい気分になる。
コレットはしばらくそうしていたが、ロイドからは何の反応もないため不安になった。
「ロイド、気持ちよくない?私、何か間違ったかな…」
「い、いや、間違っちゃいないけど…もう少し強めにするとちょうどいいかな…」
コレットはロイドの言うとおりに少し強めに握ってさすってみた。
すると肉棒がぴくぴくと脈打ち、ロイドも快感を覚えたようだ。
「う………」
「わ、ぴくんってした……それに、何か出てきた…」
先走りの液を拭うとまたぴくりと脈打つ。
コレットはなんだかおもしろくなって、おもちゃをいじるようにロイドのモノを弄んだ。
「…っ、コレット、もしかして遊んでないか…?」
「えへっ、ごめんね。男の人のって初めて見るから…なんかおもしろくって」
またあっけらかんと言うところがコレットらしいところである。

コレットはロイドのモノに手を添え、先端にキスをした。
「うわっ、コ、コレット!?」
ロイドが大きい声を出したため、コレットはびっくりしてしまった。
「ロイド?…私、また何か…」
失敗を恐れるコレットだが、それは杞憂に終わった。
ロイドに大丈夫だと言われ、コレットは再び彼のモノに口づけた。
鈴口や亀頭のあたりを啄むようにしてそれを刺激する。
「う……く……」
ロイドが微かに呻くのを聞くと、コレットはそれが快感によるものだと思い、奉仕を続ける。
棹を撫でつつ、徐々にキスの範囲を広げていく。
「んっ、んっ…ちゅっ…ふぅ…んふ…んぅ…」
「く……ぅ……」
(ロイド…もっと気持ちよくなって……)
その想いに駆られ、コレットは思い切って舌をのばした。
自分で口づけたところをなぞるように舌を這わせていく。
すると、やはり呻き声が返ってきた。
「うぁ……っく、コレット…っ」
(これがいいんだ…。ならもっと…)
コレットは亀頭の部分だけでなく、棹の方まで舌を伸ばしてロイドの肉棒をくまなく舐めた。
「ふ…んむ…んん…はむ…ちゅ…」
痛いほどにロイドの肉棒は勃起し、射精感が沸き上がってくる。

(やばい…このままじゃ、コレットに…!)
そんな危機感を持つロイドだが、身体が言うことを聞かず動いてくれない。
そして、ロイドにも限界が訪れる。
「くぅ…っ、コレット、もう俺…っ!」
「いいよ…。ロイド…そのまま、気持ちよくなって…」
その言葉に導かれるまま、ロイドは高みを迎える。
「うぁ……っ!!」
びゅっ、びゅっと勢いよく精液が溢れ出し、コレットの顔や髪を汚す。
「わ、熱くて…ぬるぬるしてる…。ん、にがぁい…」
口に入ってきた精液を飲み込み、コレットは顔をしかめた。
ロイドは息を荒くしつつも、コレットに謝った。
「ごめんっ…その、あんまり、気持ちよかったから…」
慌ててロイドは部屋にあったティッシュでコレットの顔を拭うが、彼女はだいじょぶ、私は平気と言ってロイドの手を遮った。
そして、もう一度ロイドのモノに手を添えて言った。
「これが、私の中に入るんだよね…」
「ああ…痛いだろうけど、我慢してくれよ…」
「だいじょぶ。ロイドのだもん。ロイドと、一つになれるんだもん…」
射精した後もロイドの肉棒は萎えずに吃立し、愛する人の中に入るのを待ち望んでいた。

「じゃ、いくぞ…」
「うん」
ロイドはコレットに覆い被さり、挿入を開始した。
ゆっくりとロイドの肉棒がコレットの秘唇に収まっていく。
しかし、やはり痛むのかコレットが身を固くする。
「……つっ!」
「ごめん、なるべく早く終わらせるから…」
ロイドはこれ以上コレットを痛がらせまいとゆっくり少しずつ挿入していく。
しかし、コレットの顔から苦痛の色は消えない。
(コレット、ごめん!)
心の中で謝りながら、ロイドは残りを一気に突き入れた。
「あぁぁっ…!」
短い悲鳴があがる。
ロイドは痛がる彼女を労るように髪や背中を撫で、軽くキスをする。
それで僅かに力が抜けるのを確認すると、少しずつ動き始めた。
「あ、く…う…ふうぅ…」
まだまだ苦痛の色は拭えない。
それでも、ロイドは少しでも痛くないようにと小刻みに腰を動かし、唇や首筋にキスをする。
「ん、ふぅ…んふ…うん…」
それで少しだけ安らいだ顔になるが、すぐに歪んでしまう。
「あぅんっ…んっ、んっ、んっ…はぁっ…あぁ…」
「う……っく…!」
狭い膣内を小刻みに往復させつつ、ロイドは自分の快感を高めていった。

コレットの膣は容赦なく侵入者を締め付ける。
徐々にではあるが、コレットの顔から苦痛の色が薄れ始める。
ロイドは早くコレットを苦痛から解放しようと、腰の動きを早めた。
「んくっ!あっ、あっ、ロ、イドぉっ!はぁっ、あはぁっ!」
「くっ!…う…むぅ…っ」
沸き上がってくる快感を堪えるロイド。
彼の中には、もっと快感を味わっていたいと言う気持ちと、
早くコレットを痛みから解放してやりたい、という気持ちがせめぎあっていた。
しかし、ロイドはそんな気持ちに気をやる余裕はなく、ただただ腰を振っていた。
「くぅんっ!んっ、ふっ、あっ、はぁぁっ…!」
「うぅ…っ!」
そろそろロイドに限界がこようとしている。
それを何とか伝えようと、ロイドは掠れた声で言う。
「く…っ、コレット…俺もう…っ!」
それに答えるように、コレットはロイドにしがみついた。
程なくして、ロイドの快感が弾けた。
「くっ…うぁぁ…っ!!」
「ロ…イド…っ!」
熱い液を腹の中に注がれ、コレットは身悶えた。
しかし、不思議と気分は安らかだった。

事の後始末をし、二人はささやかな睦言を交わしていた。
「コレット…辛くなかったか?」
「うん…だいじょぶ。ロイドが優しくしてくれたの、分かるもん」
「そっか…コレット、これからもよろしくな」
「うん。大好きだよ、ロイド…」
短いキスを交わし、二人は眠りについた。


そして翌朝。
目を覚ました二人は朝食を取った後宿を出た。
この時、ロイドは二人の父に誓った。
(父さん、親父…
俺は必ず、この旅をやり遂げる。約束する。大切な人と一緒なら、きっとうまくいくと思うんだ。
だから、俺達を見守っていてくれ…)

どこまでも青い空の下、ロイド達は進んでいく。
大切な想いを胸に───。

〜Fin〜


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