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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 353氏(9スレ目) ロイド×コレット(ギャグ) 2005/01/22 2005/01/22

皆が寝静まった頃、僕は勇気を出してプレセアを誘ってみた。
「ジーニアス、何か用ですか?」
いつもの通りの無表情で、プレセアは僕に語りかけてくる。
とりあえず何か言おうと、口を開きかけたその時・・・

「あ〜ん、ロイドぉ・・・・もっと突いてぇ・・!!」
「コレット!!・・・ぐっ!締まるっ!!」

茂みの中で腰を振る、ロイドとコレットの姿があった。
・・・あれ?
・・・・何やってんすか?お二人さん??
心の中でツッコミを入れるが、あくまでも声には出さない。
「どうしました?ジーニアス?」
「プ、プレセア!見ちゃ駄目だ!!」
慌てて引き止めるが、神木を片手で引きずるプレセアの腕力に、貧弱なハーフエルフがかなう筈が無い。
「・・・・」
真っ赤に染まったジーニアスの顔とは対照的に、プレセアはやはり無表情でロイド達の行為を覗き見る。
「・・・これが、どうかしましたか?」
「い、いや〜。そ、そうだよね。何してるんだろうね、ロイド達・・・」
なんだ、プレセアは知らなかったんだ・・・・と内心ホッとしながら、ジーニアスは額の汗を拭った。
「・・・・セックスでしょう?」
しれっとした態度で、プレセアは言い切った。
「な、何を言ってるのさ・・・プ、プレセア!!」
「セックス、 性の交わりを求める欲望。性愛。または性交。具体的には男性のペニ・・・」
「す、ストーップ!!!!!」
これ以上言わせるのはマズい。
何がマズいのかは定かではないが、とにかく良くない。
「ジーニアスもセックスしたいですか?」

「へ??」
プレセアの視線はジーニアスの股間を見ている気がする。
ロイド達の行為を覗いたせいか、既にそこは元気になっていた。
「準備万端ですね・・・」
プレセアの瞳はいつもの無表情の中に、どこか怪しげな光を放っていた。
「いや、近くにロイド達がいるし・・・・」
微妙にズレた指摘をするが、結局は拒絶しないジーニアス。
「嫌なら良いです・・・・」
「・・・いえ、お願いします。」
・・・姉さんジーニアス・セイジは今日、男になります!!
ドキドキ・・・
爆発しそうな心臓を押さえながら、何気なく後ろを振り向くと・・・

「・・・よぉ!」

・・・ロイドが居た。無論、コレットも一緒である。
明らかに二人とも怒ってる。いや、そんなレベルではない・・・・

「・・・・誰かと思えば、お前が覗きとはな・・・」
「ご、誤解だよロイド・・・・!!」
むしろ、こんな所でズコバコしているお前らが悪いだろう・・・と内心思ってはいたが、無論それを口にするほど愚かではない。
「ジーニアス・・・」
しっとりと瞳を潤ませて、コレットがいつもの慈悲深い様子で言った。
「・・・神様は、きっと貴方の事を許してくれるよ・・・」
「こ、コレット」
羨望の眼差しでコレットを見る。
「・・・でも、私は許さない!!!」
「ええええ!!!??」
迫り来る二人の恐怖に耐えかねて、プレセアに助けを求める。
「プレセア、僕は覗きなんてしてないよね!!?」
「?・・・・いえ、覗きはしてましたよね?」
・・・いや、うん。
確かに覗いたけどさ・・・
不可抗力だったってことはプレセアも知ってるはずだよね?
大好きなプレセアが、とてつもなく腹黒い者に見えてしまって、やるせない気分だった。
「人間なんて・・・汚い・・」
現実の厳しさに晒されて、大人に一歩近づいたジーニアスなのでした。


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