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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 106氏(10スレ目) ヴェイグ×クレア 2005/02/16 2005/02/16

両親との約束を果たし、スールズに戻ってきたヴェイグとクレア。
二人を迎えてくれた家族の温もりに、二人はしばし疲れとを忘れた。
両親はクレアに会えて本当に嬉しそうだった。思えば、一年間氷の中にいた彼女を助けてから数時間。
アガーテではない真の意味でのクレアと会うのは、その一瞬の再会以来。
ピーチパイや酒を肴に、両親は安堵したのか、騒ぎ疲れると眠りに就いた。
一方、ヴェイグとクレアの二人は眠れなくて、夜道を散歩していた。
気が付くと、二人の足取りは集会場へと向かっていた。
ここは、全ての始まりの地―――
二人も感慨深いものがあるのか、中に入ってストーブに火を点けると、椅子に腰掛けて会話を始めた。
「以前……アガーテとここに来た」
「アガーテ……様と?」
その名を聞くと胸が痛くなる。ただ大切な人に振り向いて欲しかった、その想いを利用され今はもう亡き女王。
「……いい村だって、言ってくれた」
「そう……」
「アガーテの事もそうだが、悲しい事もたくさんあった。悩んで、迷って、傷ついて……」
ヴェイグは目を細めて遥か遠くを見据えた表情をする。
「その度に……俺はいろいろな事を考えた。クレア……お前の事も考えた」
「え……」
「俺は、お前と居るのが当たり前だった。離れ離れになった事なんて、一度もなかった」
「ヴェイグ……」
「クレアを凍らせてしまった時、クレアがさらわれた時、クレアが俺の元を去った時……
 俺は、全てを失くしたと思った。同時にそれほどまでに、お前の事が大切だったと改めて何度も気付かされた」
ヴェイグがまっすぐにクレアを見つめている。
「シャオルーンに大切なものがなくなってしまうと言われた時も。真っ先にお前の事を考えた」
「ヴェイグ……!!」

ヴェイグが腕を伸ばし、きつくクレアの細い身体を抱き締める。
胸が高鳴り、二人でその鼓動を確かめ合う。
「ヴェイグ……痛いよ」
「クレア……」
「でも……嬉しい」
ぎゅっ、と瞳を閉じてヴェイグの背中に回した細い腕に力を込めた。
「クレア、もうお前を離さない。離したくない」
「うん……離さないでね」
「クレア……俺はお前が……好きだ」
二人の唇が、重なり合う。
最初は、ただ触れるだけ。
だが、次第に二人の熱は高まり、舌を淫らに絡ませ合う。
「んっ……んむっ……」
「クレア……」
はぁ……と、唇を離すと唾液の橋が二人の唇を繋ぐ。
まだ熱の冷めやらぬ表情のまま、ヴェイグはクレアの身体を床に押し倒した。
そのまま、クレアの身体を貪るように、形のよい乳房を衣服の上から掴んでいた。
「!? ヴェイグ……ちょっと、待っ……」
「……嫌か?」
「い……イヤじゃないけど……こんなところで……」
「……」
確かにここはみんなが集会場として使い、祈りを捧げ、催し物があればその会場となる。
みんなの憩いの場所で、こんな事をするのは……
「部屋まで、戻らない……? つ、続きなら、そっちで……」
「クレア」
「何……?」
「……すまないが、部屋までもちそうにない」

「ヴェイグっ……もう……」
「今……今すぐに、お前が欲しい……」
細く美しい首筋に、舌を這わせながらヴェイグはそっと囁いた。
クレアは、かあっと顔を耳まで真っ赤にして、ビクン、と身体を反応させる。
「ああっ……」
可愛らしい声をあげる少女の胸元を乱し、大きくはない乳房を露出させ、直にその柔らかさを確かめる。
直接敏感な先端をヴェイグに見つめられ、責められ、恥ずかしくなって顔を両手で覆う。
「やっ……恥ずかしっ……んんっ……」
「クレア……顔、見せてくれ」
無骨な傷だらけの掌が、クレアの腕を掴み、彼女の顔から取り払う。
窓から漏れる月光に、クレアの乱れた姿が扇情的に映り、ヴェイグをひどく興奮させた。
頬を染め、潤む瞳がヴェイグを射る度に胸が高鳴る。
「クレア……」
「ヴェイ……グ……」
瞳を閉じて、導かれるようにクレアはヴェイグに唇を重ねる。
ヴェイグも瞳を閉じて、彼女の唇の温もりを感じる。
「クレア……やっぱりお前はクレアなんだな……」
「ヴェイグ……?」
唇をそっと離した後、瞳を閉じたままヴェイグが呟いた。
「おじ……いや、父さんは、俺に姿や形だけに捉われ、何を信じればいいかわからなくなったら、目を閉じればいいと言った。
 そうして感じるものを信じればいいと、教えてくれた。あの時はお前を傷つけてしまったけど、
 今、こうして瞳を閉じても、開いてもクレアが居る……何だか、嬉しいんだ」
「ヴェイグ……私も、傍にヴェイグが居る……それだけで、本当に……」
もう一度口付け合い、胸元の手を、スカートの中に侵入させ、太股を撫でた。
ぴくん!と、敏感なクレアの身体が跳ね、不安そうな瞳をヴェイグに向ける。
しかし、そのすぐ後に彼に向かって首を縦に振った。
「……やさしく……して」
消え入りそうな声でそう呟いて、恥ずかしげに瞳を彼から逸らす。

クレアの一つ一つの行為、言葉の全てが、ヴェイグを昂ぶらせる。
止められない指先を太股を伝わせて、そのまま目的地に運ぶ。
下着の上から中指をそっと、秘裂に沿って下ろしていく。
「あぁ……」
既に幾らかの湿り気を帯びた濡れた布から、何とも言えない柔らかな感触が伝わる。
「クレア……もう、濡れてるな」
「ゃ……言わないで……」
両手で赤く染まった頬を隠しながら、ヴェイグを潤む淡緑色の瞳で見つめる。
恥ずかしがるクレアを尻目に、ヴェイグがゆっくりと彼女の秘所を隠すショーツを下ろしていく。
現わになる綺麗なピンク色の潤った秘所が、ヴェイグの目を釘づけにした。
「ヴェイグ……みないでっ……」
「クレアの……すごく、綺麗だ」
止められるはずもなく、ヴェイグの指は再び秘所へと向かっていく。
今度は直にクレアの柔らかく生暖かな感触が指全体に伝わる。
「ん……」
ぴくん、と小さくクレアの身体が震えた。
同時に、暖かい愛液がさらに溢れ出てくる様子に目を奪われる。
クレアの秘所は濡れに濡れて、月明かりによって妖しく輝いているように見える。
クレアがもっと、乱れる様が見たい。
「あ……そんなっ! 拡げちゃ……ゃぁ……」
指で花弁を押し拡げて、ヴェイグがもう片方の手の指を、ゆっくりと秘所に挿入していく。
「ひぁっ…!」
突然の感覚に声を上げるクレアだったが、その恥ずかしさに口を両手で押さえる。
しかしヴェイグは無情にも、挿入した指でクレアの秘所を余すところなく掻き回し始めた。
「は……んっ! ヴェイグ……ダメ……ヘンな声、出ちゃ……ぅ……っ……」
声を押し殺すクレアの様子もひどく可愛らしいのだが、ヴェイグはクレアの口を押さえる彼女の手を取り払った。
「俺はクレアの……そういう声も、聞きたい」
ヴェイグが耳元で照れがちに呟くと、クレアは上気して涙を浮かべ頬を膨らました。

クレアの腕を掴んだまま、ヴェイグは再び秘所を掻き回し始める。
「やあぁ! そんなに……しちゃ……はぁっ! あぁぁん! ふぅううん……」
じゅぷ…ちゅぷ…と卑猥な水音と、クレアの嬌声が耳に響く。
掻き回す指の本数を増やし、速度も上げていく。
「そんなっ、感じ……ちゃぅ……はぁ、んあぁ…っ、はやいよっ……」
何かに憑りつかれたように、クレアの秘所を犯し続けるヴェイグ。
ただ、クレアを絶頂にもっていくことしか頭にないのだろうか。
何度も、何度もクレアをぐちゃぐちゃに掻き回しては、時に奥を突くように指を沈み込ませた。
「ゃっ! だ、ダメっ……! ヴェイグ……っ……もぅ…っ……んあぁぁあっ!」 
びくっ、びくっとクレアの身体が震え、秘所の締め付けが強まり、二本の指の形に秘所がいやらしく形を変えた。
襞の一つ一つが指に吸い付いてきて、クレアの奥から溢れ出るものに押されてヴェイグは指を引き抜いていく。
とろりと糸を引いて秘所から指が離れると、ごぽごぽと大量の愛液がクレアの秘所から流れ出る。
ただただヴェイグはその光景に見惚れていた。
「はぁっ…ぁん、や……お願い……見ないで……はぁっ……はぁっ……」
「ク、クレア……」
未だ身体を震わせ、愛液を放出し続けるクレアの痴態にヴェイグが目を逸らせるはずもなかった。
ヴェイグに見られ続ける事で、クレアはどうしようもなく身体の奥が熱くなり、愛液の放出を止められない。
こんな絶頂は初めてで、クレア自身もその量と高揚感に驚いたが、ようやく息を整え始める。
そんなクレアがふと、ヴェイグに目をやると、股間の部分の膨らみに気が付いた。
すっ……と、指先でそこを撫で上げる。
「くっ…クレア……」
「ヴェイグ……」
ズボン越しではあるものの、熱と固さと脈動が伝わってくる。
意を決したように、クレアはヴェイグのズボンのファスナーから、不慣れな手つきで起立を取り出した。
「っ……」
「あ……、すごい……ヴェイグの……」
うっとりしたように、クレアはそっと繊細な指でヴェイグを包み込み、擦り上げる。
ひんやりした、柔らかな指先が絡み付き、ぴくん、とヴェイグのものが反応した。

「ちっちゃい頃、一緒にお風呂入ってた頃と……全然違うね」
「当たり前だ……」
「固くて……熱い……」
「クレア……」
「こ、今度は……私が、ヴェイグを気持ち良くしてあげるね」
クレアはそう言って、おずおずとヴェイグの肉棒に顔を近付けていく。
むっと、男性の匂いがクレアの鼻孔をくすぐるが、今はそれほど不快ではない。
「お、おい、クレア……」
「んんっ……」
「うっ……」
ヴェイグは我が目を疑った。
クレアの小さな唇が、自分の固く、大きくなったモノを包み込んでいる。
「クレアっ……ぁっ……やめろ……」
「んふぅ……んんんっ……はぁ……気持ち、よくない?」
ちゅぽ……と唇を離し、ヴェイグを上目遣いで見つめて尋ねる。
耳年増な女友達から、こんな話を聞いた時は恥ずかしくてまともに聞けなかったけれど。
今となってはもっとちゃんと聞いておけばよかった、そんな事を考えながらクレアはヴェイグの熱を唇で感じていた。
「そ、そんなことはない……が……こんな事…しなくてもっ……」
「ちゅぷ……いいの、私が……ヴェイグにしてあげたいだけだから……はむ…ちゅぅ……」
再びクレアの唇に包まれるヴェイグ。
ぬめぬめとした温かな小さな舌が、生物のように肉棒の上を蠢く。
「あむ……れろ…ぴちゅ……んふぅ……」
「くっ……!!」
時折ヴェイグの反応を上目で伺いながら、ヴェイグが反応する部位を探す。
だが、そんなクレアの動作の一つ一つにヴェイグは高みに近づいていく。
「はむっ……ぢゅぅ……ちゅるる……んく……ンく」
クレアに昂められ、ヴェイグの先走りを従順に吸い付いて飲み込んでいくクレア。

飲み込む度に口腔内が締め付けられ、それがさらにヴェイグの先走りを放出させ、また吸い付かれる……
この悪循環とは言い難い悪循環に、ヴェイグの腰がふるふると震えた。
「クレアっ……」
「ふぅん……っ、ぁ…んっ! んっ! んんっ……!」
ヴェイグの様子を伺い、拙いながらも必死で、今度は頭を振って唇で吸い付きながら扱く動きに変える。
何度も、何度も愛おしそうに、ずる、ずるっ……と先端部まで抜いていく。
クレアの小さな頭が動き、先端部に向かう度に、根元がクレアの唾液と先走りで光り輝く様子が映る。
クレアの綺麗な髪を手で撫で上げ、従順にクレアの奉仕を受けるヴェイグ。
「うぁ……っ……」
「はぁ……ちゅぅぅぅっ! んんっ………っちゅ……」
一旦唇を肉棒から離すと、鈴口に溜まった唾液と先走りを吸い上げる。
「ク……クレア! もぅ……はなれ……!」
「んーー!! んむぅ! じゅぱっ……ちぅ……んぢゅるるっ!」
しかしクレアは一層ヴェイグへの奉仕を強め、唇を締め、激しく吸い付きながら舌を淫らに絡ませていく。

それは、ヴェイグを絶頂へと昇らせていく為だけを考えた、少女にしてはひどく淫らな行為に思えた。
瞳に涙を浮かべ、顔を赤らめながら……
クレアの普段からは想像もつかない、そんな姿を見ているだけで達してしまいそうになっていた。
「!! くあっ! うぅっ……くっ……クレア!!」
ヴェイグは快楽の衝動を押さえ切れず、クレアの頭を押さえていた手に力を込めて、腰を大きく動かしてクレアの喉奥を突いた。
「んっ!? んぶっ、ん゛んっ!」
突然の衝撃にクレアは驚き、咳き込みそうになるが、何とも従順にヴェイグの理不尽な行為を受け入れていた。
唇をさらに窄めて、口腔内で踊る肉棒に舌を懸命に這わせていく。
じゅぽっ…じゅぽっ…何度も響くいやらしい音。
溜まった唾液と先走りが、クレアの唇の端から零れ、糸を引いて床に滴る。
何度も大きく腰を動かし、半ばクレアの口内を犯しているような高揚感。
「はあっ……はぁっ……クレア!」
荒い息遣いが響く。
ヴェイグは気持ちいいんだ、とクレアは単純に思った。
ヴェイグが喜んでくれるなら……その心がクレアを行為の苦しみから救っていた。
「んん゛っ! んっ……んんーー!!」 
苦しそうに呻くクレアをよそにヴェイグは最後の一突きをクレアの喉奥に直撃させた。
「うっ……くぅ……」
普段の凛としたものではなく、情けない声と共にヴェイグの腰が震え、クレアの口内に全てを放つ。
「!? んっ、んぶっ!」
クレアの処女口腔が一瞬の内に白濁色に犯されていく。
口腔内でまだ出し足りないと、肉棒が暴れまわり、クレアの唇から引き抜かれた。
同時に、まだ放出を続ける大量の白濁液がクレアの小さな綺麗な顔を汚していく。
「あっ……んんっ……熱い……こん…なに……」
「はあっ……はぁ……クレア……すまない」
「ん……いいの、ちゅむ……んく……んっ…」
ゆっくりと唇の端を滴る精液を指で拭い、口に運んでは先程口腔内に射精されたものと共にこくりと飲み干していく。

「おい……クレア、無理をするな……」
「大丈夫……ヴェイグのだもん……それより…、ヴェイグ……汚れちゃったね」
「ク、クレア?」
「んっ……ぺろ…れろ、はむ……ぴちゃぁ……」
先程の大量放出で汚れたヴェイグの肉棒に滴る残った白濁を、舐めとるように舌を這わせていく。
「あむ……ちゅ、ちゅうぅぅぅ……んく、んっ……」
「くぁっ……!!」
再び肉棒の先端を可愛らしい唇でくわえこむと、尿道に残った精液を吸い出していく。
再びヴェイグの肉棒がびくびくと震え、先程の大きさを取り戻し始めた。
「ん……これで綺麗になったね……」
ちゅぱ……と肉棒から唇を離してヴェイグに微笑む。
白い糸がふっと、先端とクレアの唇を結ぶ。
クレアにそんな気はないのだろうが、ヴェイグにはひどく淫らな表情にしか見えなかった。
「ク……クレア」
「きゃっ!!」
もう限界だとばかりに、クレアの肢体を押し倒して、固さを取り戻した肉棒をクレアの秘所にあてがった。
「クレア……もう……」
「うん……来て……ヴェイグなら怖くないから」
「ああ……いくぞ」
葡萄色のスカートを捲り上げ、ヴェイグがふっと息を吸い込むと、あてがった先端をゆっくりとクレアの秘所に挿入していく。
クレアの中にどこまでも吸い込まれてしまいそうなほど、愛液が滴り奥への挿入を促すが、膣内は締め付けて侵入を阻む。
それでもヴェイグは奥へ奥へと肉棒を押し進めていく。
「っ!! ああぁぁぁっ!!」
「クレア……!!」
クレアの悲鳴にも似た声を聞き我に帰ると、ヴェイグは肉棒の挿入を一旦停止した。
動いていないこの状況でも、クレアはきゅうきゅうとヴェイグをひどく締め付ける。

クレアにとって、初めて受け入れる想い人のモノは想像以上に熱く、自分の秘肉を引き裂いていくようだ。
クレアの大きな瞳を、涙が潤ませては、頬を伝わせて彼女の顔を濡らしていく。
また、結合部から赤い血液と愛液が太股を伝い、流れ落ちていった。
「ふっ、んくぅっ……ヴェイグ……!!」
「クレアっ……痛いんだろ?」
「はぁっ…はぁっ……、私はいいの、ヴェイグ……ヴェイグは……きもち、いい……?」
「馬鹿! 俺の事より、おまえはどうなんだ?」
「わたし……わたしなら、大丈夫。ヴェイグが気持ちいいって言ってくれるだけで……」
クレアはいつものように、笑顔をヴェイグに向ける。
彼女の笑顔に幾度となく救われてきたヴェイグだったが、今回は逆に地獄に落とされる様な気持ちだった。
「どうして……おまえはいつもそうなんだ……?」
「ヴェイグ……?」
「自分の事よりも、他人の事ばかり考えて……少しは自分の事も心配したらどうなんだ?」
「ふふっ」
先程までは無理をした笑顔のクレアが、心の底から笑みを零したようだった。
そのまま、瞳を閉じるとヴェイグの唇にそっと触れるくらいの口付けを交わす。
「ありがとう……ヴェイグのそういう優しい所、大好きだよ。私の心配は……ヴェイグがしてくれるでしょ?」
「……」
「ヴェイグがいつも私の心配をしてくれて、どんな時も助けてくれるって信じてるから……
 私はいつだって、自分以外の誰かを心配していられるの」
「クレア……」
「ヴェイグと離れ離れになった時。ホントは胸がつぶれそうなほど怖かったの。
 でも、今はヴェイグがこんなに近くにいるんだもの。何も怖くないし、どんな事にも耐えられるよ」
「お前をこのまま、滅茶苦茶にしてしまってもか?」
「うん……ヴェイグにだったら……いいよ。 だから、お願い……私、ヴェイグが……ほしいの」

クレアの言葉を聞き、ヴェイグがクレアの身体をきつく抱き締めると、そのまま強く腰を一度打ちつけた。
「んあぁぁっ!!」
びくん、とクレアの身体と膣壁が同時に震えると、クレアも細い腕をヴェイグの背中にぎゅっと回した。
「クレア……」
「はぁ、ふぁっ……はぁぁ……いいの、もっと……」
ヴェイグが堪らなくクレアを愛おしく感じて、口付けながら腰を何度も動かし始めた。
結合部から、くちゅくちゅと愛液が肉棒によって掻き混ぜられる水音がひどく淫靡に響く。
「んっ! んんーーー……! はぁ、あぁん! ヴェイグっ……はや……い……ああっ、んあぁ!」
「クレア……クレアの中が……気持ちいいんだ……」
クレアの膣内は、ヴェイグの侵入に悦び、何度も何度も淫らに形を変えてヴェイグに絡み付いていく。
ヴェイグが最奥部を先端で突く度に、先程のクレアの唇とは似て非なる吸い付きが敏感な先端部を襲う。

「ヴェイグのっ……ふうぅん…、ゃ…ん……奥に……当たって……きもち、いいのっ……」
「クレア……クレアが吸い付いてきて……くっ!」
さらに抱き締めあう力を加えると、より挿入は深いものとなり、二人を高めていく。
「だめぇ……深く、入りすぎちゃ……ぅ……んんん……!!」
しかしそれでもヴェイグの腰の抽送速度は変わらない。
昂ぶる二人の衝動の速度も変わらずに上り続けていく。
ぐりぐりと抉るように、先端で最奥部を擦り合わせ、全体で愛液を混ぜ合わせていく。
びくびくと震えながら、ヴェイグの肉棒はかつてないほどに固く、膨れ上がる。
突然、擦り合わせていた先端部が最奥部に掴まれ、ぢゅううっと先端に吸い付く。
「ひぅ! も、もぅ……だめっ……ヴェイグっ! ヴェイグ……っ!!」
「くっ……クレア……待て、そんなに締めたら……うぁっ……!!」
やがて、クレアの精液を絞らんとする女性の蠢動に、ヴェイグは限界に達する。
どくっ!どくっ! と、自分の身体が脈動に合わせて震えてしまうほど、大量の白濁を膣内に満たしていく。
「はあぁぁぁん!! 熱いっ……だ、だめっ……! こんな、こんなにっ……ひあぁぁぁあ!!」
クレアもヴェイグの熱と射精の勢いによって、絶頂へと高められていった。
「はぁっ……はぁっ……」

ヴェイグはそのまま力なく曲がったクレアの身体を繋がったまま反転させた。
「ゃ……待って……私、まだっ……ふあぁ!!」
「クレア……クレア!!」
ヴェイグは再びクレアを後ろから突き始めた。
力なく四つん這いになったクレアの腰を掴み、何度も何度も獣のように犯していく。
「やぁっ……後ろからだ……なんて…ひゃん! ふあぁ! また……、イッちゃ……ぅ……!」
先程達して身体が敏感になっており、すぐにクレアの身体は絶頂へと高まっていった。
激しく結合部が擦れあって、少し前の放出した精液と愛液がじゅぷじゅぷと泡立っては零れ落ちる。
「も、もうダメ! ヴェイグっ……またっ……ふゃぁぁああん!」
「くっ……」
再びヴェイグの肉棒から大量の精液が放出され、クレアの膣内に水音が響くほど満たしていく。
「ぁ……はぁ、あ……ヴェイグのがいっぱい……溢れ、ちゃ……」
「くっ……」
ようやく放出が終わるとヴェイグがずるり、と肉棒を引き抜くと、
ぼたっぼたっ、とクレアの秘所から音を立てて白濁液を滴らせた。
「ぁ…ん、ヴェイグが…いっぱい出すんだもん……」
「クレア……」
そんなクレアの淫らな様子に再び目を奪われると、ヴェイグの肉棒が再び固さを取り戻し始めた。
この日、二人は何度も何度も、朝が来るまで愛しあった。

服を着直して、家路に戻る途中。
不意にクレアが口を開いた。
「私ね……」
「どうした?」
「ずっと、ヴェイグと本当の家族になれたらなって思ってた……ううん、本当の家族だって思ってるけど」
「クレア?」
「だから、ヴェイグが私のお父さんの事、お父さんって呼んでくれて、嬉しかった。 それにね……」
「……?」
照れがちに下を向きながらお腹に手をあててそっと呟いた。
「……ホントのホントに家族になれる……かもしれないしね」
「え……」
「ううん! 何でもないの……」
そっと、ヴェイグの頬に口付けて微笑むクレア。
朝日のように、その表情はどこまでも眩しくて。
「ヴェイグ……」
「……?」
「私達、これからもずっと……一緒だからね」
「……当たり前だ」
取り戻した笑顔を彼女に向けて、眩しい表情に返す。
そんな二人を祝福するように、蒼月石も朝日の煌めきに照らされてそっと輝いていた。


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