総合トップ>SS一覧>SS No.3-014
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作品発表日 |
作品保管日 |
犬畜生じゃない!!byユアン |
ミュラスト氏 |
ユアン×ミトス |
2005/04/03 |
2005/04/04 |
「あんな犬畜生に姉さまを渡してたまるか!!」
一人、金髪の美少年ミトスが、宿屋の自分の部屋で思いつめたように口を開いた。
彼は、自分の姉が好きだった。
家族愛などではなく、恋愛対象として姉を、姉だけを見てきた
それが、世界うぃ救うためとはいえ、なりゆきで旅を
同行するだけのヘタレでドジな男に取られると思っただけで
毒を吐かずに入られなかった。
「・・・アイツが姉さまの何を知ってるって言うんだ・・・・。
僕の方が、絶対に姉さまを愛している・・・・・」
ミトスは夜な夜なそのことだけを考え、感じ、自らを慰めていた。
「・・・アイツを・・・ユアンをどうにかして姉さまから引き離してやる!!」
ミトスは全ての憎しみを表すよな顔で言い放つと
、寝っころがっていたベットから顔を上げ、
ふと目に入ったクルシスの輝石を手に取った。
そして、思いついたように顔を上げる、まるで悪魔のような微笑をその顔はたたえていた。
「・・・・ククッ!これであの犬畜生のユアンを姉さまから引き離すことが出来る・・・
フフ、アハハハハッ!!!」
ここは、トリエット付近のオアシス。
ミトス達一行は、ここで夜を明かすことにした。
「ミトス・・・最近どうしたの?なんだか元気ないわね・・・・。
悩みがあるなら、私に話してみて」
マーテルがうつろ気なミトスの隣に座り、優しく微笑んだ。
「そんなことないよ、姉さま、僕は・・・元気だよ」
ミトスは満面の笑みを浮かべ、マーテルに振り返った。
「そう・・・?
それならいいのだけれど・・・・・」
マーテルは、まだ少しはにかみながら立ち上がった。
「マーテル、ミトス、食事の用意が出来た。
はやくこなければ、ノイシュとユアンが食べてしまうぞ」
クラトスが、二人の会話を止めるように呼びにきた。
「えぇ、分かったわ。いきましょう?ミトス・・・」
マーテルは弟に優しく微笑むと、その場を後にし、ユアンの元へと走っていった。
「・・・・・・姉さま・・・・。
待ってて、もう少しであの犬畜生から姉さまを救い出すから・・・」
ミトスは決意したように立ち上がり、クラトスとともに、その場を後にした。
「今日の夕食はユアンが作ってくれたの?
ありがとう、ユアンの料理は美味しいものね」
マーテルは、料理のため、エプロンを着けているユアンの横に立ち、
ニッコリと嬉しそうに笑った。
「そ、そうか?私は自分ではまだまだだとおもうが・・・////」
ユアンは照れながら、鍋をグルグルかき混ぜていた。
「・・・・退いてくれない?邪魔なんだけど」
ミトスはユアンを忌々しげに睨み、足を踏んだ
「っ!!?・・・相変わらずだな・・・・。ミトス」
ユアンも負けじとにらみ返そうと顔を上げると、驚くことにミトスはニッコリと笑い、
「僕がよそうから、座っててよ、義兄さん」
と最後の言葉だけ苛立だし気に言うと、ユアンとマーテルを鍋から遠ざけた。
「これは姉さまの分、これは師匠の分、犬畜生のには・・・フフッ」
ミトスはユアンの皿だけに何か仕込んだ。だがそれに他の者達が気付くことはなかった・・・。
ミトスを除く三人は、彼が運んできた食事を、何の疑いもなく綺麗に平らげた。
当然ユアンも間食したのだが、
彼にとってそれが悲劇の始まり以外の何者でもなかった・・・・・。
「・・・・眠れん・・・・」
ユアンは一人夜中に起きだした。何故か今日は無償に寝付けなく、
自らの体が火照っているような気さえした。
見張りに、ミトスだけが起きて外にいるが、後の二人は、ぐっすりと寝息を立てていた。
ユアンは、寝付けないなら代わりに見張りをしようと外に出ようとした瞬間、
自分の体に異変に気付いた。
・・・・体が火照っている、いやそれだけではない。
自ら自身が勃っているではないか!!?
かれはあまり女性経験はないが、マーテルとは最後までしているためそれなりに自制が聞くと思っていた。
しかも昨日したばかりだ、勃つはずなどない
ユアンは、ミトスに気付かれぬよう、そっとテントを出た。
しかし、邪悪な勇者はそれをバッチリと見ていたのだが。
ユアンは、人影のない岩場へと向かって歩いていった。
ミトスも当然その後を追っていった。
「・・・・っふ!!・・・っ」
ユアンは、とりあえず己を抑えるため。寝むっているマーテルを起こすわけにも行かず、
自分自身を慰めようと、岩場に行き、自らを取り出し、
自分の愛する人の乱れる姿を思い浮かべ、自分を慰めていた。
自分自身をこする手のスピードが速くなる。
ッシュッシュッシュ・・・・
ドクンッ
「・・・っく!!・・・・ふぅ・・・」
ユアンは達し、もう大丈夫だろうと自分の股間へと目を向けると、
そこはまだ何発でいけるという風に雄雄しく立ち上がっていた。
「・・・何故だ?いつもなら一発抜けば大丈夫なはずだが・・・」
ユアンはそういうと、また股間に手を伸ばそうとしたが、
「僕が手伝ってあげようか?」
というミトスの声で一気に熱が冷めたように後ろを振り返った。
「ミ、ミトス!!?イキナリ何だ!!?手伝うなどとありもしないことを言っ!!?」
ユアンが言い終わる前に、ミトスはユアンの股間のものを舐めはじめた。
たっぷりと唾液でぬらし、ユアンのものを口に含んでいく。
下で亀頭の形を確かめるように、ミトスは舐める。
「・・・ミッ・・・トス、やめッ!!?」
「黙れ」
ミトスはユアンを制すると、またユアンのペニスを口に含んだ。
ミトスの小ぶりな舌で、たどたどしくユアン自身を舐め上げる。
「・・・っふ!!?・・・お・・・まえ、正気か!!?」
ユアンは、感じながらも忌々しげにミトスを見下ろした。
「さあね・・・・。そんなこと僕にも正直どうだっていいんだ。
ただお前みたいな奴が姉さまの恋人なんて、許さない、それだけだよ」
そういうと、ミトスは口の中で転がすように、ぺ二スをしゃぶる。
亀頭を口内の内壁に押し付けて擦りながら舌はその裏筋を舐めていく。
「は・・なせ!・・っく!!」
ユアンがミトスの口内で達すると、肩で息をしながらユアンは、
ミトスを引き離した。
「・・・お前は男だろう!!?私は同姓愛の趣味は・・・!!?」
そういった瞬間、ユアンは服を脱いだミトスをみて驚愕した。
ミトスには、男性の印である性器がなく、胸は小振りだがちゃんと膨らんでいる
そう、それは女性の姿をしたミトスだった。
「何?驚いてるの?・・・別にクルシスの輝石を使えば
こんなことはかんたんだろ?驚くほどのことじゃないよ」
ミトスはあっけらかんというと、自分の姿に驚いているユアンに近づき、
妖しく笑うと、
「どうやらお前のそれはまだ治まってないようだけど・・・。
本当に下品な奴だな、そんなに僕の口技は良かった?」
耳元でささやき、ユアンの手を自らの乳房へと伸ばした。
「だ、誰がそんなことを!!っ!それより何故お前は
こんなことをしているのだ!私など襲って何になる!!?」
ユアンは忌々しげに怒鳴りあげ、手を乳房から引き離した。
ミトスは冷たい目をし、
「さっき言っただろう?お前が姉さまの恋人っていうのが気に食わないんだよ
僕はずっと姉さまが好きだったんだ!それを・・・
いきなり現れたお前なんかに取られてたまるか!!」
ミトスはそういうとユアンを押し倒し、今にも彼を殺さんような形相をした。
「・・っは!!だからといって何故こんなやり方をするのだ!!?
私が気に入らないならもっと他に方法があっただろう!!」
ユアンはユアンでミトスのこのようなやり方が気に食わないらしく、
顔をゆがめる。
「フンッ!!感じてたくせにそんなこと言える立場なの?
それにお前にはこの方法が一番効果的だとおもったんだよ
もうお前は動けなくなるくらいの時間だし、
本当、単純で助かったよ」
ユアンは、ミトスの言葉を耳にし、すぐ自分が動ける状態ではないのか確認した。
だが手足、首なども動かせられる状態ではなかった。
「貴ッ様・・・!!」
「何とでもいいなよ、僕は今からお前を姉さまから引き離してやる!!」
ミトスは、ユアンの上着をはだけさせ、彼の乳首を愛撫し始めた。
たどたどしく、それでいて執拗にミトスの舌は、確実にユアンを高ぶらせていった。
ユアンは赤面し、もはや何もいえない状態だった。
「・・ふん、最初の威勢は何処にいったんだ・・・。
そうだな・・・挿入れるとき痛いと嫌だし、
お前にも僕を気持ちよくさせてもらおうか?」
その一言でユアンは正気に戻り、ミトスに向かって
「ば、馬鹿をいえ!!挿入れるなどと・・・!!!?」
「なんだよ、煩いなぁ・・・・。もうお前は物を言える立場じゃないんだよ」
そういうとミトスは自らの位置を動かし、ユアンのペニスを目の前に、
ユアンは、ミトスのアソコを目の前にする形になった。
ミトスは自分の秘所をユアンの顔に押し付け、舐めろ、と要求した。
最初は抵抗していたユアンだったが、押さえつけられたままでは息が出来ず、
必然的にミトスを愛撫することになった。
「・・・・・・・・ん・・・・っ・・・あ・・・んんっ」
ミトスは、ユアンの意図のない愛撫に段々高ぶっていった。
最初は押し殺していた声を少しずつ出てくるようになった。
「あぅ・・・・あっ!」
ユアンの舌が、ミトスの秘所をピチャピチャと音を立てて舐めあげる。
ミトスの秘所からはとめどなく愛液がつたって来る。
ユアンは水気の多さに顔をしかめ、とりあえずこの状況を打破する為、
ミトスをイかせることを思いついたのだった。
くちゅ・・くちゅ・・・・ピチャ
ユアンがクリトリスから膣の方に向かって、舌を這わせ始めた。
舌で入り口を探るかのように舌を細めては時々突っつく
そんあ愛撫にミトスは異様な快感を感じた。
「ふぁ・・・ちょっ・・まて!
いきなり何だ・・・・っひゃう!!?」
ユアンはミトスを少しでも早くイかせるため、先ほどよりもペースをあげ
クリトリスなどの敏感な部分を執拗に攻めた。
「くぅんっ!!!!っは・・・・・・っ」
ミトスはユアンの攻めに耐えかね、絶頂を迎えた。
ミトスは放心状態でユアンの上に倒れこみ、息を荒げた。
しかしイかせたはいいものの、ユアンが動けるようにちょうど良い
タイミングになるはずもなく・・・・・。
ミトスが起き上がってしまった。
「中々上手かったよ・・・いつも姉さまにこういう風にしてるの?
あぁそうか、性格や容姿じゃ駄目だからこういう技で僕の姉さまを
汚したんだね?可哀想な姉さま・・・。僕がもうすぐ救ってみせるよ」
危ない目をしたミトスは、立ち上がると、
ユアンのペニスを自分の膣内に入れようと、自らの恥穴に狙いを定め、
腰を一気に落とした。
「あぐぅ!!・・ふ・・・痛ッ!!」
激痛がミトスを襲った。内側から引き裂かれるような痛み。
思わずミトスの頬に涙が伝った。
しかし、しばらく動かないでいると、痛みは段々と引いていき、
ゆっくりと腰を動かし始めた。
ねちゅ・・・ぐちょ・・・
ミトスが腰を動かすたびに粘着感のある水音があたりに嫌に響くように感じた。
先ほどの突き上げで子宮を一気に突いたペニスが、亀頭の先で更に押し上げる。
ミトスはユアンの自分より大きい胸板に手をおき、自分を支えるようにした。
「・・・んんっ・・・・あふぁ!!!!」
いい所にあたったらしく、ミトスは声をあらげ、切なそうに表情を歪め
ながらイった。
ユアンもミトスの攻めにもたなくなり、ほぼ同時に絶頂を迎える。
「・・・ミ・・・トス・・・出・・・うッ!!」
ユアンは。自らの欲望をミトスの中に吐き出すと、力が抜けたように脱力し、
ぱったりと眠ってしまったのだった。
ミトスは、行為が終わった後に、一人浜辺を歩いていた。
「これで本当の良かったのかな・・・
まぁいまさらなんだけど・・・・・」
かすかな自己嫌悪に苦しんだが、彼はユアンのことはすっかり忘れ、
性別も元に戻し、姉と師匠のまつテントへと戻っていったのであった。
憐れな義兄を残して。
その後ユアンは、次の日の正午になっても起きず、置いてけぼりをくらい、
マーテルに笑われるはめになったのであった。
(・・・作戦は成功、なのかな?)
ミトスは内心そんなことを考えながら。今日もユアンに毒をはいたのだった。
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