総合トップSS一覧SS No.4-017
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 ミックス氏 ハロルド×ユージーン 2005/10/26 2005/10/27

「ふ〜ん…ということは、あっちの青いのとかはヒューマで、
あんたはガジュマ。で、あの黒のウェーブかかったのがハーフね?」
ハロルドは宿屋の一室で椅子に腰掛け、窓を眺めながら言った。
外には、ヴェイグとヒルダが見えた。
「…ああ、そうだ。そして、ガジュマとヒューマは対立している。
そして、間に生まれたハーフは、どこに行っても恵まれない…」
彼女とテーブルをはさみ、同じく椅子に腰掛けている男。
彼の名は、ユージーン・ガラルド。ガジュマ族の男である。
二人は今、自分たちの世界の話をしていた。
今は、ユージーンの世界の話が始まったところである。
「どこの世界でも、ハーフは嫌われる、か…」
ハロルドは悲しげに目を伏せるが、すぐに明るい表情になった。
「でも、そんな奴でも受けれちゃう馬鹿もいるのよね。」
「…そうだな。」
ユージーンは、寂しげに、だがそれを表に出さぬようつぶやいた。
だがハロルドは、それに気付いた。
「…あ、そうだ。データ摂取、させてくれない?」
「?データ…ああ、構わないが。」
ユージーンはそういった。
軽い注射なら、ある程度は大丈夫だと思ったのだ。
だが、彼女のデータ摂取はそんな生易しいものではなかったのだ。

「―――じゃ、服脱いでちょーだい。」

「…は?今、なんと言った…?」
ユージーンは、当然だが、ぽかんとしてしまった。
―――服を、脱げ?
空耳だと思った。だが、しかし。

「だから、服。脱いでよ。私、最近やってないから、ついでにはらしたいし。」
と、ハロルドはいった。
ユージーンの顔から―――血の気がひいたような気がした。「な、なにを言い出すんだ!!」
ユージーンは叫んだ。―――当然である。
ハロルドがいうこと、それはすなわち―――性交であろう。
「いいじゃない。それに…最近、やってないって言ったでしょ?」
「そんなことを、何故しなければならない!第一、私はガジュマ―――」
「関係ないでしょ。そんなこと気にするんだったら、後ろでやればいいわけ?」
「ち、違う!断じて、そんな―――」
ユージーンは、必死に弁解をしている。ハロルドは、ため息をついた。
「…やる気がないなら、いいわよ。」

パサリ。
「…!!」
ユージーンは、息を呑んだ。
先ほどの発言からは考えられないが、ハロルドは服を脱ぎ捨てたのだ。
ハロルドの体には今、胸をかくすブラジャー。
そして、秘所をかくすパンティがあるだけだった。
身長こそ低いが、胸はそれから予想される小ささではない。
そこから、大人の色気をだしている…というところだ。
ハロルドはその姿で、ユージーンにあゆみよってきた。
「っ!…ハロルド…服を…着ろ…っ!」
「いやよ。それにここ、大きくなってるじゃない…」
ユージーンの顔を見つめながら、ハロルドはユージーンの肉棒にふれた。
それは事実であった。ハロルドの―――彼女でなくとも、女性の体を見ればこうなってしまう。
おまけに、ハロルドの胸がユージーンの体にあたっているのだから。
…と、その時。

「うりゃっ!」
ハロルドは、ユージーンをベットに押し倒した。
―――否、蹴り倒した。
「…!?」
ユージーンはなにがあったかわからなかった。
そして、その間にハロルドは、ユージーンの硬い鎧をはずした。
その下から、巨大な肉棒がそそりたった。
ハロルドはそれを見て、そして触れた。
「ん…おっきい…ぁむっ……」
―――そして、口に含んだ。
「!…く、くぁ…っ!」
ユージーンは、小さな呻き声をあげた。
自分の肉棒が、ハロルドの口で快感を得ている。
しかし、ここでイってしまえば、自分は堕ちてしまうであろう。
だが、ハロルドの舌使いは恐ろしく上手く、ユージーンは、ついに―――
「くっ…は、ハロルド、うぁあ…っ!!」
―――果てた。
ハロルドの口内に、ユージーンの精液がぶちまかれた。
(…あつ…いっ……)
だがハロルドは、それを飲んだ。少々こぼしたが、指ですくって口へ運んだ。
「はあ…っ…は、ハロルド…すま、ない…」
ユージーンは、荒い息遣いで話す。
「ったく、ほんとよ…もっと付き合ってもらうから。」
そういうと、彼女はブラジャーを外した。
そして、パンティもぬぎすて、ユージーンに覆いかぶさった。
「…は。ま、待て、は、ハロルド…っ!!」
「待つわけないでしょ。あと、そうね…2時間は頼むわよ♪」


…彼女のデータ摂取は、まだまだ終わらない。



―――完―――


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