総合トップ>SS一覧>SS No.4-025
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
*氏 |
ルーク×ティア |
2005/11/09 |
2005/11/10 |
いつの間にか覚えた快感。
嵌まり込む事への関心。
絶対に無い…って、思っていたのに。
…身体だけは正直で。
「あ…んっ」
森の中。木々のざわめきに掻き消されそうな、厭らしい水音。
「っ…ティア…」
「ひぁっ…──っ!!」
彼は私の名を呼ぶ。私は下から挿入られた熱に、耐えきれず声を漏らす。羞恥心と快感で、自我さえ失う。
「っ……可愛い、ティア…」
「やっ……ルー…ク…!!」
彼は首筋に口付けをし、尚も私を愛撫しつづける。彼が強引に突き上げても、快感にしか変わらない。
「…ティア…」
「っっ…!!」
耳元で名前を囁かれると、反応してしまう身体。冷たい樹に背中を向け、包まれるように、彼に抱かれている。
「んゃ…ルーク…も、だめっ…動いちゃ…ぁあっ!!」
「やだね…」
彼は、私の腰を掴んだかと思うと、勢いよく突き始めた。
「ぁんっ!!やっ、るー…くぅ…ぁっ…ひぁ…ぁぁんっ!!」
乱暴に掻き回す荒い熱に、私はついに果ててしまった。
「んっ…ふ、ぁ…」
「悪ぃ…調子のっちまった…大丈夫か…?」
ヒクヒクと躯が痙攣する。彼自身が退いてもなお、求めてるかのように。
「んっ…酷、ぃ…ルーク…」
「悪ぃって…な、ごめん…」
「んぅ…ッ」
彼の唇が私の口を塞ぐ。絡められる舌に、痺れさえ覚える。
「っ……」
「…ティア…立てるか?」
「…無理…」
「そっか…」
私がそういうと、彼も隣に寝転ぶ。
「…誰も見てないとはいえ、張り切りすぎたか…」
「……ばか…」
「ごめん…な…」
彼は一言謝ると、眠りについた。
「ルーク…」
小さな寝息を立てて眠る彼を、愛しく思った。私は、ポツリと彼の名を呼び、そのまま眠る事にした。
end.....
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