総合トップSS一覧SS No.4-046
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
アニス、秘密の特訓 777氏(16スレ目) ジェイド×アニス 2005/11/26 2005/11/29

「おい、疲れた!」

ルーク、ティア、ガイ、ナタリア、アニス、ジェイドの一行は草原を横切る長い長い道を歩いていた。
が・・・行けども緑しか見えないもので、痺れを切らしたルークがとうとうその場にへたり込んでしまっ
た。しかも脱落者とは思えない高慢な態度で。
一同はやれやれといった表情で立ち止まる。しかし皆もルーク同様疲れが溜まっていた。
「なぁ、どっかこの辺にホテル無いのか?」
「ホテルは・・・無いと思いますがねぇ・・・」
ジェイドが言う。ガイが続けて先を少し見てくると言って一人道を駆けて行った。
「もールーク様ぁ、カッコ悪いですぅ!アニス、ガイさんに惚れてしまいますよぉ?」
「あ? そー」
望むところだ、というルークの表情に「ひどいですぅ〜!」とアニス。
「・・・ガイが戻ってきたわ」
ティアの声で全員が道の先のガイに目を向けると、彼は手を大きく振り、そして手招いた。
「ちょっと先に宿屋があった!そこで休もう。 ルーク、も少し頑張れ」
「あー? もう歩けねー・・・そうだ、アニス」
「はぁい?」
ルークは俺様天才〜な顔持ちで手招くとトクナガを指差し、
「ソイツ、でかくして俺を乗せてくれよ」
一同、二度目のため息。
「「格好悪いわ・・・」」
ティアとナタリアが珍しく意気投合した瞬間だった。

「男女三人ずつですか・・・すみませんが、ウチは二人部屋しかないんです」
宿屋の主人が申し訳なさそうに言う。
この宿には今、二人部屋が三つ空いていて、一行が泊まるにはどうしても異性同士で泊まら
なければいけない部屋が出来てしまう。カップルが一組いれば問題ないわけだが・・・
「なら、私とルークが同部屋になって、後のものが同性同士、というのが妥当でなくて?」
「だ〜め〜で〜す〜!!」
ナタリアとルークは曲がりなりにも許婚という関係なのだから、彼女の意見はもっともなのだが、
アニスがそれに猛反発する。彼女はルークの『未来の公爵』という地位に惹かれているのだから
ナタリアらの関係が進展してしまうのを危ぶんでいるのである。
ティア、ジェイドは我関せず。その端でガイは「女性と一緒はイヤ!」と
涙目で懇願している。ちなみにルークは歩きつかれてもう何も言う気力も残ってないらしい。
(結局トクナガには乗せてもらえなかった)
ナタリアと火花を散らしていたアニスが、意を決めたように軽く瞼を閉じると、突然皆に向き直って
呼びかけた。
「あの〜、提案なんですけど・・・アニスは大佐と同部屋がいいです」
アニスの予想外の発言にその場の全員―――いや、ルークを除く全員が驚いた。
もっとも、一番驚いたのは彼女に指名された大佐――ジェイド本人だった。
「大佐? 異論はありますか?」
アニスが上目遣いで尋ねてくれば、ジェイドは「はぁ・・・」と間抜けな声でしか返せなかった。
「ふわぁ〜あ、もう終わったか? じゃ、俺は先に寝るぜ」
ルークが先頭をきって勝手に部屋に向かい、ガイが複雑な面持ちで彼の後を追う。
「・・・貴女と一緒なの・・・まぁ、よろしいでしょう」
「・・・ふぅ」
ティアとナタリア、一応彼女達の間で事が賛成されたので、彼女達も部屋へ向かった。

残された二人も部屋に向かう。廊下を歩きながら、ジェイドは訝しげに目線を落とした。
隣を歩く愛らしい少女・・・だが腹には何を隠しているのか、ジェイドにすら解らない。
どう考えても彼女ならば、ルークと同じ部屋を望むはずであり、自分を選ぶ利点はない・・・
ジェイドは率直に彼女に尋ねることにした。

「貴女は何故、こんな申し出をしたんですか?」
部屋に着き、早速風呂の用意をし始める彼女の背に問いかける。
「・・・はい?」
「まさか・・・ルーク君から私に心が傾いた、なんてわけはないでしょう・・・毒でも盛るつもりですかねぇ?」
流石にそれはないと思いつつ、茶化すように言う。
「ち、違いますよう!」
心外です!と腰に手を当てて睨みをきかせるアニス。
「ただ、アニスは大佐に・・・『お稽古』をつけてもらいたいだけです」
「え?」
これまたジェイドの予想外であった。
「お稽古・・・ですか? 魔術の?」
「いえー。 えっちのお稽古ですぅ」
「はぁ〜・・・そうですかぁ。 えっちの・・・

 は? エッチ・・・?」

「はい☆ガイさんが女性恐怖性ですし・・・頼めるのは大佐しか居ませんしね〜」
と、自分の発言に自信満々なアニス。ジェイドは開いた口を一先ず閉じ、眼鏡を上げながら
発言権を求めた。
「あの〜・・・私に一体なにをしろと?」
「だから、えっちのお稽古です」
「それは何故に?」
「えぇっとですねぇ・・・」
アニスは妙に乙女らしく口元に手を当てながら質問に答える。
「男の人ってえっちが好きじゃないですかぁ・・・ルーク様も、相手にするなら下手なヒトより
 上手なヒトを選ぶと思うんです。 ティアもあの王女様もそういうのに疎そうだしぃ・・・
 アニスがその点で郡を抜けば、ルーク様もアニスに・・・v」
もう乙女らしく目を輝かせながらジェイドそっちのけで妄想に走るアニス。
しかしその熱い瞳はルークを透かして公爵夫人という地位を見ていると見え見えだ。
「ちなみにアニス君はそういった経験を」
「失礼ですねぇ!純白乙女ですよ☆」
自ら脱処女を迎えようとする娘のどこが純白なのだろう。
(というか世の中には処女が好きという人もたくさん居ますが・・・あのお坊ちゃまはどうなんでしょ・・・)
「あ、ところで大佐は経験・・・おありですよね?」
「はい、まあ多少は・・・人生長いですから」
大佐という地位に就くまでは色々あったので、ジェイドもそっちの知識についてはそれなりに自信
があった。流石に少女にこんな事を頼まれるのは経験してなかったが。
「よかったぁ☆それで・・・お稽古、つけてくれるんですか?」
ジェイドは暫く沈黙した。
練習台のような情事をするのも、他に気のある彼女を汚してしまうのも気が引けたし
何より自分の心に流れ込んできたおかしな感情に困惑しているから。
(――これは・・・嫉妬?―――)
アニスが、自分ではなくルークを見ていることに対して嫉妬しているのだろうか・・・。
大人げない・・・が、この心を熱くする感情はそうとしか言い表せない。
気付いてからは、特に考え込まなかった――

「ええ、引き受けましょう」

この一夜で、アニスの心を自分に向ける。
いや・・・一夜限りでいい・・・。

「えと・・・お待たせしましたぁ☆」
アニスはバスタオル一枚を纏った姿で浴室から出た。
髪はいつものようには結んでなく、乾ききっていない髪が肩を流れる。
覚悟はしているようだがやはり緊張しているらしく、手を胸にやったり
後ろ手に組んだりと落ち着かない。
ジェイドはベッドの端ににバスローブ姿で座っていた。彼女のいつもとは
また違う容姿に思わず魅入ってしまったが、ぎりぎり表情には出さなかった。
しかし、理性がとろとろと音を立てて流れていくのを感じていた。
そこから覗くのは欲情と、嫉妬の念。
ジェイドはまず彼女を呼び寄せ、自分の隣に座らせた。
ベッドの端に可愛らしい少女と、一回りも二回りも歳の離れた男。
ピュアに考えるならばパパとお風呂入ってきましたみたいな画だが、アニスの顔には
妙に色気が出ていた。
「まず、バスタオルを取りましょうか」
アニスは無言で頷くと、バスタオルの両端を掴んで左右に広げた。
服の露出が少ない所為か、彼女の身体は普段見える肌よりもやや色白だった。
胸はやはり発育途中のようだが思った以上にはある。そしてそれを可愛らしく飾る突起が
、興奮しているのか既に桃色に充血している。
「さて、なにから始めましょうかねぇ」
からかうジェイドだったが、本当に何からしようか、したいことが多すぎて悩んでいた。
その可愛い胸に触れようか・・・それとも細い首筋を優しく撫でてやろうか・・・
ちなみに前もって『唇にキスは禁止!』と彼女に言われている。
「・・・あ、あんまり見ないでくださいよぉ・・・」
アニスは熱すぎる視線から逃れようとしてバスタオルで身を包もうとする。
ジェイドはその手を掴み、そのまま後ろに押し倒した。

「ん・・・んん・・・」
首から腰、腰から首へ・・・割れ物を丹念に磨くように愛撫する。
アニスの肌は滑らかで、入浴したての素肌は手に吸い付くほどしっとりしている。
「どうです、感じますか?」
「・・・そんなの、わかんないです・・・」
彼女はふるふると弱弱しく頭を振った。けれどしだいに吐息に熱がこもってきているので
感じているには違いなかった。
「わかりませんか・・・これでも?」
キュッ
ジェイドは彼女の胸にある小さな飾りを摘み上げた。
「きゃんっ!!・・・ふ・・ぁあ」
「ふふふ・・・いい声で鳴いてくれるじゃありませんか。
 覚えましたね? これが感じるってことですよ」
右の乳首を指で弄り、もう片方を口に含むと、アニスの声量は更に増した。
ちゅっと吸い上げたかと思うと意地悪く歯を立て、また優しく舐め上げる・・・

「んっ・・・あ、大佐ぁ、だめですぅ・・・へ、へんに・・なっちゃうっ」
ジェイドが顔を上げ目線を落とすと、アニスはむずむずと内腿を擦らせていた。
淡く茂ったそこからは蜜が溢れ出し、ぬらぬらと光を反射した。
ジェイドの手は導かれるようにその秘所に伸びていく・・・
指が温かい蜜の泉に飲まれていった。
「ふぁ!?・・にゃッ・・・」
「・・・自分でしたことは?」
「ない・・で・・・っやぁあん!」
くちゅりと音を立てるたびに身を捩り初めての快感に抵抗するアニス。
だが彼女が腰をくねらすほどに指は一層性感帯を攻めあげる。
「あぁ・・・そんなに、したらぁ・・あ、あ・・あん・・・!」
「あんまり声を出すと・・・」
ジェイドはアニスの耳元で囁く。
「隣の部屋の・・・ルーク君達にも聞えてしまいますよ」
「!!」
アニスはジェイドの言葉に驚き、シーツを鷲掴みにしていた手を素早く口元に運んだ。
小さな両手の隙間から漏れる吐息と微かな媚声が、ジェイドの理性の衰退を更に加速させる・・・。
指を二本に増やすと先ほどとはうってかわって内部を激しく掻き回す。
ジェイド自身もアニスを気遣ってられないほど興奮していた。
アニスが声を出さない代わりとばかりに彼女の秘所から立つ水音が部屋に満ちた。
ぴちゃっ・・・くっちゅ・・・
「ん・・く・・・」
中指と人差し指で内部を犯し、親指で陰核を弄んでアニスを徐々に追い詰めていく。
「・・・く・・・るぅ・・く、さまぁ・・・

 ルークさまぁ・・・っ」

「・・・!」
ジェイドはそこでやっと気がついた。
アニスは固く目を瞑り、自らの妄想の中でジェイドと置き換えルークと戯れているのだ。

「んっ・・・ひゃッ!?」
ジェイドはアニスの腕を掴むと問答無用でベッドに組み敷いた。
「ななな・・・なんですか・・・?」
アニスの顔が強張る。 それだけ今の自分は恐ろしい顔をしているのだろう、とジェイドは思った。
深呼吸して自分の中に溜まった熱を出す。
「・・・アニス・・・こういった行為中に他の男の名を呼ぶのは
 マナー違反だと思いますよ?
 私は今、貴女の・・・いわば教師なんですから、私の言うことは聞いてもらいましょうか」
「は、はい大佐っ」
「大佐はダメです、名前で呼んでください」
アニスは「えぇ〜」と不服そうな声を上げたが、ジェイドに眼鏡越しに睨まれてしぶしぶ了解した。
「大s、じゃなくて・・ジェイド、さん・・・なんか今日いじわるくないですかぁ?」
「そうですか? 私なりの愛情ですよ」
言うのと同時にジェイドは身にまとっていたバスローブを脱ぎ捨てた。
「わ・・・」
槍の使い手というだけあって腕には十分に筋肉がついているが、それでも細い。
男の身体というにはあまりに白く華奢で、そして綺麗だった。
アニスの目線はさらに下に移動する。
「・・・うわ」
アニスの性に関しての知識など所詮は幼いもので、男性器を形容するのものは
大体バナナかキノコだと決まっていた。もちろん実物をみたことなど一度も無かった。
「『うわ』とは失礼ですね・・・いくら私でも傷つきますよ?」
しゅん・・・とわざとらしくうなだれるジェイド。
「いや気持ち悪いです。
 ・・・でも初めてみたんですから仕方ないじゃないですかぁ・・・」
アニスはもう一度それに目を落として、身を強張らせた。
「こんなにおっきいの、入るんですか?」
「・・・私はそれほど大きいわけはないのですが・・・」
五行前の台詞にて瞬殺されたジェイドがしょぼくれながら答えた。
その言葉にアニスはさらに動揺した。
「えぇ〜!? じゃあルーク様がもっとおっきかったら・・・あ」
しまった、と思ったアニスはおずおずとジェイドの顔を伺う。
幸い彼の表には全く変化はなかった。ただし表だけは。
「さて、じゃあ続きを再開しましょうか♪」
にっこり。
アニスが恐怖を覚えたのは言うまでも無い。

「ちょっ・・・そんなに広げないで下さい〜!」
両足を掴まれて蛙のような姿にされながらアニスは叫んだ。
「とはいえ、こうでもしなきゃ入らないでしょう?」
ジェイドは悪びれもせずに言い抵抗するアニスを組み敷くと
先ほどの愛撫でトロトロになっている彼女の秘所にそれを入り込ませた。
「ぅあっ――」
「あ、それから・・・初めてのときはかなり痛いですからね・・・」
言うなり、一気に奥まで貫いた。

「――――っ!!」

アニスの爪がジェイドの背中に食い込む。しかし彼は痛みを表に出さずに優しく彼女を抱き寄せた。
二人は暫く抱き合ったまま、お互いの温もりを感じていた。
「っはぁ・・はぁ・・・ん・・・ジェイドさん、もう平気、です」
流石に導師護衛役を務めているだけあってか、痛みに慣れているらしい。
苦痛に呻いていた声にもいつの間にか甘い吐息が混ざっている。
「動いて・・・いいんですね?」
こくりと頷く。アニスは覚悟した・・・が
「きゃぁ!?」
ジェイドは身体をアニスごと反転させた。仰向けのジェイドの上にアニスが跨る状態になった。
「この身長差でしょう・・・正常位だと動きにくいんで」
「こんのっ・・・いや・・・び、びっくりするじゃないですか、も〜う・・・!」
一瞬素の声色を出してしまうものの律儀に訂正し
ジェイドの胸を、アニスはとても可愛らしく(演技で)ポカポカと叩いた。
そしてはた、と自分の今の体勢が実はとてもいやらしいんじゃないかと気付く。
「・・・あの? もしかして・・・アニスが、動くんですか?」
「はいその通り。・・・もう痛みもなくなったでしょう?」
ジェイドが軽く腰を浮かせるとアニスの中のものが内壁を撫でた。
「あぁんっ・・・やぁ・・・」
華奢で色白の手がアニスの腰に当てられ、彼女を導くように前後に動かした。
「んっ・・・んん・・・ふぅあぁ・・・」
最初はジェイドに従うだけだったが、しだいに全身を駆ける快感の電流に囚われ
自らはしたなく腰を振りだす。彼女の腰が円を描くたび淫らな愛液の音が響く。
羞恥で歪むアニスの表情に、とうとう堪えきれなくなったジェイドが彼女の身体を
抱き寄せ、思い切り奥まで突いた。
「ああぁっ!いやぁ・・・っやあん!!」
アニスは突き上げられるたびに激しくかぶりを振り
歓喜の声をあげる。
「淫らですね・・・初めてとは・・・思えませんよ」
「ひゃあぁんっ!ジェイドさんっ・・・もう、だめぇ・・だ、めぇっ!」
アニスの下半身がぎゅっと硬直しはじめた。
「っ・・・いきますか?」
「あはぁ・・・っい、いっちゃう!・・・アニス、もう・・っあぁ・・・っ!!」
ジェイドはアニスを強く抱くと、最期に激しく突き上げた。


・・・・・・

「・・・中には出してないんですよね?」
訝しげにジェイドを見上げるアニスは、昨晩の様子が嘘のように普段通りの振る舞いだった。
「ええ、ちゃーんと事前に抜きましたよ。 いや大変だったなーなにせ貴女が痛いほど締め上げてくるもので私自身・・・」
「あぁ〜わ〜そこまで訊いてません〜!!」


アニスは称号:『大人な子供』を得ました
ジェイドは称号:『ロリコン?』を得ました


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