総合トップSS一覧SS No.4-061
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
復讐の始まり 腹黒堕天使氏 くちなわ×しいな 2005/12/05 2005/12/07

「し・い・な〜いるかぁ〜」
「ゼロス、どうしたんだい?」
「ちょいとお話ししにきたのよ♪」
ここはメルトキオのゼロスの家、エレカーの準備を待つため今日はここに一泊することになった
食事も入浴も済み、あとは寝るだけという頃にゼロスがしいなの部屋を訪れた
「話しっていつでもできるじゃないか」
「俺様は今したいの〜ほら久しぶりに会えたのにゆっくり話す暇なかったじゃん」
「あぁそうだね」
ゼロスとしいなが再会したのはサイバックの研究所でその後はリフィルとジーニアスを助けに行き、その後はそのままフウジ山岳まで・・・
とてもゆっくりと話をできる余裕などなかった
「元気そうで良かったぜ」
ゼロスは急に真面目な顔になりしいなを抱き寄せた
「そうかい、あんたも相変わらずじゃないか」
普段ならここで顔を真っ赤にして平手打ちの一発も出るところだが、周囲に誰もいないからかしいなは大人しくゼロスに寄り添っていた
「んじゃ再会のチューでもしましょうかね♪ん〜〜〜〜〜〜」
「このバカ!」

バチーン!

しかしゼロスは調子に乗りすぎた。唇を尖らせしいなの顔に近づけたら強烈な平手打ちが飛んできた
「もう寝るよ、とっとと出ってておくれ!」
「そんな〜しいなちゃ〜ん♪」
怒ったしいなはゼロスを蹴飛ばし廊下に出すと鍵をかけてしまった。
外でゼロスがなにか言っていたが諦めたのかやがて静かになった
「はぁ・・・バカだねあたし・・・」
静かになるとしいなはベットに倒れこんだ
「あのまま大人しくしてればキスできたのにねぇ」
しいなとゼロス、本人達は認めようとしないが2人はいわゆる友達以上恋人未満といった関係であった
お互い意識はし合ってるのだが素直になれずいつもこの調子で周囲の人間は進展のない2人にイライラしているくらいだった
「明日叩いたこと謝ろうかな」
しいなは明かりを消しベットに潜り込んだ。昼間の疲れもありすぐに睡魔がやってきて眠りについた

カチャ

バルコニーの扉が開き何者かが入ってきた。しかし疲れて眠っているしいなは気づいていない
「随分と楽しそうだなぁ」
侵入者は眠っているしいなを見ながら呟いた
「俺の両親や仲間を大勢殺し里を危機に貶めといて自分だけ幸せになろうというのか」
この者の正体はしいなの幼馴染のくちなわ、彼は両親がヴォルトの暴走に巻き込まれ死んだことでしいなを恨んでいた
「神子の恋人だとか言われて調子に乗るな、お前だけは幸せにはさせん」
くちなわは懐から風呂敷を出すとしいなの目を覆った
「んん!誰!」
そこでしいなは人の気配に気づいたが、すでに視界は風呂敷で遮られなにも見えない。
風呂敷を外そうとしたが両腕を抑えられ縄で縛られ猿轡をされてしまった
「静かにしろ仲間がどうなってもいいのか」
くちなわは変声機で声を変えしいなの耳元で囁き、その言葉を聞いたしいなは抵抗を止めてしまった
「騒ぐなよ」
くちなわの手がバスローブにかかり素肌を露にしていく。
『誰?なんでこんなことを・・・』
肌が外気に晒され寒気を感じる。しいなは見えない相手に恐怖を感じていた
『こんなにも簡単にいくとはな』
くちなわは真新しい純白の下着を脱がすと大きく足を開き顔を埋めた
「んん!ふうん!」
ピチャピチャという音共にしいなの体は跳ね上がった。股の間から刺激を感じ体の力が抜けていく
「んー!ふーふー・・・」
なんとか冷静になろうとするも刺激はドンドン強くなり股の間は蕩けそうになるくらい濡れて蜜が溢れて止まらなかった
「なんだお前ばかり良くなってんじゃないぞ」
胸の間になにか柔らかい棒状の物が置かれ両脇から胸を掴まれそれを挟み擦るように激しく動かされた
「うんん!んー!」
しいなはその柔らかい棒状の物の正体に気づき逃れようと体をくねらせた
しかし縄で拘束され相手は自分の体に馬乗りになってると思われる。当然逃げれるわけがない

ドピュウッ!

温かく癖のある匂いのモノが顔にかけられた。
それは、もし目隠しや猿轡をされてなければ目や口内に入っていたかもしれないくらいの勢いだった
『もうやめて・・・これ以上は・・・」
心の中で必死に懇願するも、それで終わることはない。先程まで舐められ濡れてしまったそこに指が入ってきた
「んんんんんんんん!」
指は数を増やし中を解してかき回し穴をドンドン広げていく。
そうしている間にもますます濡れてきて、嫌だという思いとは裏腹に痛みが和らいでいく
「こんな状況でも感じてるのかお前は淫乱な女だったんだな」
くちなわは固くなった自分のモノをそこに押し当て初めてのしいなを容赦なく貫いた
「んんーっ!」
引き裂かれんばかりの痛みが体中に走った。逃げることも悲鳴を上げることもできないしいなは涙をボロボロ零したが行為は続けられた
「本当は気持ちいいんだろ、イってしまえ」
「ふぐぐ・・・んー!ううううう・・・」
しいなが今までにない痛みを感じてることを知ってくちなわは激しく腰を振った。しいなの血がシーツを汚していく

パンパンパンパン!

しいなの腰を持ち上げ奥を激しく何度も突いた。
しいなの胸が上下に激しく揺れ顔にかけたモノは全て頬を伝いシーツにシミを作っていた
「これで終わりだ!」
自分の奥から熱い物が込み上げてくるのを感じ直前に抜くとしいなの体に全てを撒き散らした
「こんな汚れた体じゃ神子の嫁には相応しくないな」
くちなわは乱れた服を直すと出て行き、しいなはただ涙を流していた

「しいな!大丈夫か!」
しばらくして廊下からしいなを呼ぶ声が聞こえた。ゼロスの声だ
『ゼロスこないで・・・』
だが猿轡をされているしいなはなにも言えなかった
「しいな!」
ゼロスが合鍵を使い中に入ってきた。そしてしいなの姿を見て愕然とした
『いや・・・見ないで・・・』
ゼロスの足音が近づいてきた
「今解くからジッとしてろよ」
震える声でゼロスは囁くと縄を解き目隠しと猿轡を外した
「この部屋のバルコニーから怪しい奴が出てくのが見えてさ・・・」
やっと自由になれたがしいなは言葉が出なかった。ただ下を向き声を殺して泣いてた
「風呂入ってこいよ」
ゼロスは泣いているしいなを抱き上げ風呂場に向かった。他の仲間達は眠っているのか廊下には誰もいなかった
「じゃあ着替え持ってくるからそこにいろよ」
浴室に着きしいなを下ろすとゼロスは出て行った。本当は側にいてやりたいのだがどうすればいいのか分からなかった
浴室からはしいなの泣き声が聞こえていた。

「最近ゼロスとしいな様子が変だね」
「そうねぇ喧嘩でもしたのかしら?」
それから2人は殆ど会話もしなくなり目を合わすこともなくなった。
お互いどう接すればいいのか分からず日に日に2人の溝は深くなっていった

だがこれでくちなわの復讐が終わったわけではなかった

〜お終い〜


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