総合トップSS一覧SS No.5-089
作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
親切心? 腹黒堕天使氏 ヴェイグ×アニー 2006/06/15 2006/06/21

王の盾を追いミナールまでやってきたヴェイグ達はアニーという少女を仲間にペトナジャンカへ向うため迷いの森へやってきた
だが森を抜ける前に日が暮れたため4人は森の中で野営をすることにした

「真っ暗だね」
「ここは日が射さないから夜になるとなにも見えないな」
夕食が済み4人は焚き火を囲むように座っていた。マオとユージーンが話をしヴェイグは剣の手入れをしている
そんな3人から少し離れた場所でアニーは三角座りをしながら俯いていた
「ねぇアニートランプしようよ〜」
マオが陽気に声をかける
「やらない」
だがアニーは俯いたままそう答えた。彼女はまだ仲間になったばかりで打ち解けないでいるようだ
「え〜でも2人じゃつまんないし・・・ヴェイグはやる?」
「俺はいい」
マオはヴェイグを誘ったが即座に断られてしまった
「ちぇ〜アレ?どうしたの?」
諦めユージーンと二人でババ抜きでもしようとカードを配り始めた時ヴェイグは剣をしまい立ち上がった
「落し物をしたみたいだから探してくる」
ヴェイグは小さい懐中電灯を握り歩き出した
「えー!こんな真っ暗なのに危ないよ」
「その辺を探してくるだけだ、アニーも手伝ってくれ」
「え?私がですか?」
マオは引き止めたがヴェイグは強引にアニーの腕を掴み暗闇の中へ消えていった

「あの・・・なにを落としたんですか?」
恐がりのアニーは離れまいと無意識にヴェイグの腕にしがみ付きながら尋ねた
マオ達から遠ざかり焚き火が見えなくなった所でヴェイグは立ち止まり懐中電灯をアニーに手渡した
「そこに洞窟がある。耳を塞いでるから早く行って来い」
「あ・・・」
それを聞きアニーは顔が赤くなった
「気づいてたんですか・・・」
「この森に入ってからしてないのはお前だけだ、我慢してたんだろ」
「はい・・・ありがとうございます・・・」
アニーの顔はますます赤くなっていった。この森に入ってから数時間、アニーはずっと尿意に耐えていた
男3人は茂みの中で用足しをすればいいが年頃の娘であるアニーにはそんなことできるわけがない
仮に出来たとしても男性相手にそれを言うのは恥ずかしくて言えない、そのせいでアニーはギリギリまで追い詰められていた
それに気づいたヴェイグはさり気なくアニーをここまで連れ出したのだった
アニーは懐中電灯を握り草を掻き分け洞窟へ恐る恐る向かって行った

「何もいないわよね・・・」
洞窟へつくとバイラスなどがいないか確認しようと明かりを中に向けた。
するとそこには・・・バイラスではないが大きな虫が何匹かウゾウゾと蠢いていた
「キャアー!」
それを見たアニーは思わず悲鳴をあげバランスを崩し尻餅を付いてしまった

「アニーどうした!」
悲鳴を聞いてヴェイグがやってきた。転がっている懐中電灯を拾う
「待って!見ないで!」
アニーが近くにいるようだ。かなり錯乱してると思われる
「なにがあった」
ヴェイグは声のした方向を照らした。そこには・・・


シャァ〜〜〜〜〜〜〜〜


目に涙を浮かべ座り込み着衣のまま用足し・・・つまり漏らしてしまったアニーがいた

「うぅ・・・ヒック・・・」
恥ずかしい瞬間を見られてしまったアニーはそのまま泣き出した
ヴェイグはどうしていいか分からず呆然と立ち尽くしていた。だがそんなアニーの姿を見ていると徐々にムラムラとした感情が湧きあがってきていた

「近くに川があった、そこで洗おう」
ヴェイグは泣いているアニーを抱き上げ川へと向かった

「あの、1人でできますから・・・」
川へついてもヴェイグはアニーを降ろそうとしなかった。アニーを抱きしめながら動かない。表情から何か葛藤しているようにアニーは思えた
「降ろしてください」
「あぁすまない」
我に返ったヴェイグはアニーを降ろした。だがヴェイグは側にいては服を脱げない
こんな場所で1人でいるのは恐いが男の前で裸になどなれるわけがない
「あの・・・キャア!」
だがアニーが離れるよう頼もうとした時、なにを血迷ったかヴェイグはアニーの服を脱がしだした
「やめてくださ・・・あぁ!」
必死に抵抗したが女の細腕ではどうすることもできずアニーは強引に仰向けに寝かされてしまった

「いやぁ・・・」
ズボンが脱がされ素肌が外気に晒されるとアニーは恐怖と恥ずかしさから体が強張った
「アニー」
耳元でヴェイグの声がする。だがヴェイグが明かりを消してしまったせいで殆ど何も見えない
「ひゃあ!」
ヴェイグの手が服の中に侵入してくるのを感じた
「お前を見ていたら自分を抑えられなくなった」
指先でアニーの肌をたどり微かに膨らんだ部分を揉み解しだした。アニーは悲鳴を上げることすらできず、その行為に耐えているようだ
「んん・・・」
服が捲られヴェイグの唇が素肌に触れる。先程まで揉んでいた場所から少し口をずらすと固いものに唇が触れた
ヴェイグはそれを口に含み舌先で転がし吸い出した
「やぁ・・・」
アニーの声が聞こえた。それは悲鳴でも拒絶の言葉でもない、ヴェイグの行為のせいで己の意思に反し自然と口から漏れてしまったのだった
ヴェイグは片手でアニーの体をなでながら毛の生えている場所を捜し指をその周辺に這わした

クチュクチュクチュ・・・

指を動かすとそこから卑猥な水音が聞こえてくる。それと同時にアニーの息遣いが荒くなっているのも聞こえた
ヴェイグは指を増やし徐々に勢いを増した
「あぁ!あぁ・・・」
強張っていたアニーの体から力が抜けていく、それとは逆にヴェイグは自分の方だの一部が強張っているのに気づいた
「ヴェイグ・・・さん・・・」
急にヴェイグは動きを止め指を引き抜いた。アニーは何も見えないが気配からヴェイグが側にいることは分かった 

ジイィィ・・・

ジッパーを降ろす音が聞こえた。この状況でその音がなにを示すかをアニーは察知したが手遅れだった

「あぁーっ!」
ついさっきまでヴェイグが指で弄んでいた場所に固くて太い物が押し当てられそれがアニーを貫いた
「んんんん!」
口の中に布が押し込められた、ヴェイグの手袋だろうか?
そんなことを考える余裕もなく異物が奥へと侵入してくるのを成す術もなくアニーは耐えていた
「ん!ふぅん!」
アニーは細い腰が両手で抑えられ何度も何度も貫かれた。その度に痛みにと湧き上がってくる快楽を感じていた
ヴェイグが腰を動かすとグチュグチュと音がしそれが2人をますます興奮させていく
「アニーすまない・・・」
理性などとうになくしてしまっているヴェイグはアニーの体を強く押さえつけたまま動きを止めた
アニーは自分の中に吐き出されていることに気づいたがどうすることもできず、ただ黙ってそれを受け止めた


「アニー!どうしたの!」
トランプに夢中になっていたマオとユージーンは戻ってきたアニーが腰から下がびしょ濡れになっているのに気づいた
「川の中に落ちたの・・・」
アニーは顔を俯いたまま答えた。2人は正気に戻るとすぐにアニーのズボンを川で洗い戻ってきた
「随分と遅かったな」
2人の様子に違和感を感じたユージーンが問い詰める。もし今までのことが知られたらヴェイグは明日の日の出を拝めるだろうか?
「アニーを助けるのに時間が掛かった・・・」
ヴェイグは苦し紛れに誤魔化したがユージーンにそれが通用するとは思えない
その日以降ヴェイグは後ろめたさからユージーンの顔を直視することができなかったのだった

〜お終い〜


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