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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
パイより甘いご奉仕を 卯月氏 カノンノ×女主人公×カノンノ 2007/08/29 2007/08/29

甘い香りに誘われてドープルーンの宿屋の階段を駆け降りると、下のレストランの厨房から小柄な少女がひょこっと出てきた。
「あ!どうしたの?」
「いや、甘い香りがして…。カノンノ、何か作ってるの?」
そう尋ねた少女――カノンノよりも若干大人びた不思議な雰囲気持っていた――は、興味深そうに厨房の奥を覗き込んだ。
見ると、オーブンから出されたばかりらしき丸い物体が、辺りに甘い芳香をまき散らしている。
「うん!ナナリーさんに教えてもらった、アッツアツのマロンパイでーす」
カノンノは軽快な鼻歌まじりのステップをしながら、その自信作を彼女の前に運んできた。
――マロン…アップルパイしか知らないなぁ

世界樹の守り手、ディセンダーとして突如この世に生を受けた彼女だが、最初から一般常識ぐらいは身につけていたのである。
「お客さんに配るつもりなんだけど、特別にあげるね♪」
「…んっ!むふぅ…っ」
カノンノに半ば強引にパイの一切れを口に押し込まれる。口の中に温かいとろけるような感触が広がった。
「どう?美味しいでしょ?」
「んっ…むぐっ…。うん、カノンノ、上達したじゃない!」

彼女はよく、カノンノの料理の味見に付き合わされていた。
ここ、ドープルーンに来てからはナナリーという料理の師匠が出来た為、カノンノの腕は格段に上がっている。
「ありがとう!私、お嫁屋さんになるために修行しているんだ!」
カノンノはさらりとした口調で言った。
「お嫁『屋』って…まだ言ってるの?」
反対に彼女の口調は若干呆れ気味である。――それもその筈、嫁というのは職業でも売り物でもないのであって。
「そうだよ?お嫁屋さんになって、色んな人にご奉仕したいの!」
カノンノは胸の前で手を組んでまるで夢見る少女のように話した。

「ちょっとカノンノ、声大きいっ」
彼女が辺りを見回すと、店の客の男達がニヤニヤした顔で此方を見ていた。
彼らから下心を感じ取った彼女は、即座にカノンノの手を引っ張り宿屋に続く階段を駆け上った。


「どうしたの?いきなり」
向かい合うようにベッドに腰掛けると、カノンノが口を開いた。
宿屋の一室をディセンダーの少女とカノンノの二人で使っていたため、ベッドは二つである。
「あのねぇ、お嫁さんは職業じゃないのよ」
「えっ…?お嫁さんって、人に奉仕する仕事じゃないの?」

「いや、間違いじゃないんだけど…全てのお嫁さんが相手に尽くすってわけでもないし…第一、お嫁さんが尽くす相手は一人だけよ」
それを聞くとカノンノは、目を見開いて派手に驚いた。
「えーっ!?…なにそれ、そんなの勿体ないよ…やっぱり色んな人にご奉仕するのが一番だって」
カノンノは自分がどんな問題発言をしているか解っていないようだ。
そして彼女は暫く考え込んだ後、決心したように口を開いた。
「わかった!私、あなたのお嫁さんになる!」

「…は?」
一瞬の間。少女は意味を理解するのに数秒費やした。
「カノンノ、私じゃ無理だって…!」
彼女は慌てて否定する。
なにより二人は女性同士だからだ。
「何言ってるの?お嫁さんは大切な相手一人に尽くすんでしょ?…それとも、私なんかじゃ駄目…?」
カノンノの今にも泣きそうな顔に、彼女はう、と声を詰まらせる。
「あの…じゃあカノンノは、私に何を尽くしてくれるの?」
「んーと…お嫁さんの一番のお仕事は夜枷、だよね?」
「よとっ…っ!?」
言い終わらない内に、カノンノに両肩を掴まれ強い力でベッドに押し倒される。
ベットがギシリと軋み、押し倒した少女は満足げに微笑む。
「カノンノ…離して…っ」
一方押し倒された少女は力ずくでカノンノを離そうとするが、かなわない。
カノンノはか弱い少女に見えてもれっきとしたアドリビドムの剣士、力には自信があるようだ。
「大丈夫!絶対にあなたを満足させてあげるから…んっ…」
言い終わらない内に、カノンノは桃色の唇を相手のそれに重ねた。
磁石のように、だが優しく吸い付いたそれは柔らかく、先程食べたパイよりも甘い味で。
「んっ…ふむぅ…」
だいぶキスを続けるとカノンノも少女もトロンとした表情になり、お互いの唇を貪り始めた。
「…っふぅ…はぁ、はぁ」

ようやく唇を離すと、カノンノは満足げに口の周りを拭い、少女はベッドに倒れ込んだままはぁはぁと荒い呼吸をしていた。
「どう?私のキスのお味は」
「なんでだろう…こんな事されたの初めてなのに、女の子同士なのに、すごく気持ちよかった…」
「ふふっ、可愛い♪」
カノンノは天使のように微笑むと、再び少女の上に覆い被さって首筋に舌を這わす。
「ひゃあっ!っあ…」
「気持ちいいんだ、実は可愛い声出すんだね」

実際は上目遣いに少女を見上げるカノンノの方が格段に可愛いと思ったが、少女は黙っておいた。
そして時折、カノンノが首筋に送る刺激に短い悲鳴を上げる。
するとカノンノは調子に乗ったようで、空いている右手で少女の左の乳房を服越しに鷲掴みにした。
筋肉とは違う膨らみをもったそれは、カノンノの華奢な手には余るサイズだった。
「カノンノ、どこ触って…」
「ふぅん…あなたのおっぱい、大きくて羨ましい…」
「そ、そんなことないってば」
カノンノは相手の首筋から唇を離すと、結構な大きさのある相手の乳房をまじまじと見つめる。
何を思ったか、両手で双丘をぎゅっと掴み、親指と人差し指で丘の頂辺りを摘む。
「んっ!」
「ふぅん…感じちゃってるんだぁ。服、着たままだと窮屈そうだから脱がせてあげるね?」
「やめっ…」
カノンノは少女の静止を聞き入れず、手際よく相手の上着を脱がし下着姿にしていく。
じっとりと汗ばんだ相手の上半身は意外と華奢で、豊かな乳房の存在を余計に誇張させる。
「乳首はもう固くなっているんだね。抵抗する割には…」
「カノンノ、恥ずかしい事言わな…んぁぁっ」
「あなたの体は正直だね♪」
カノンノは未だ口で抵抗する相手の様子を見てクスクスと天使のように――少女から見れば堕天使のように――笑う。
「あなたが本当に感じてるって証拠…見せてあげよっか?」
「カノンノ、まさか…だ、駄目!」
カノンノは右手をスルリと少女のショーツの中に滑り込ませると、相手の秘唇を上下にさする。
最初から潤いをもっていたそこは、彼女の指が動くリズムに合わせてくちゅくちゅと水音を発する。
「このイヤらしい液体は何かなあ?」
「ふぅ…んんっ、ぁぁあっ…!」
少女はもう抵抗する気力も無いようで、ただカノンノの指に翻弄されるばかりだった。
指が肥大したクリトリスに当たると少女は一段と大きな声をあげ、愛液を垂れ流し、カノンノの指とシーツを汚す。

「もっと可愛い声、聞かせて…」
段々カノンノも息が荒くなって来て、欲望を我慢できないのか一本の指を相手の膣内に挿入する。
「ん…んぁっ!?」
膣内に異物感を感じて少女は声を荒げる。
「凄いきついね、あなたのナカ…」
カノンノは相手のショーツをずりおろすと、結合部分を恍惚とした表情で見つめて溜め息を漏らす。

「ほら、こんなにくわえ込んで…。奥まで締め付けちゃって、そんなに美味しかった?」
カノンノは相手を責める言葉を吐くと同時に挿入する指を二本に増やし、指を出し入れする。
「だ、だって…んっ…こんなの初めてだからっ…はぁっ」
膣内の指が粘膜を擦る度に、ずちゅずちゅという卑猥な音が響き渡る度に、少女は嬌声とも受け取れる叫び声を上げる。
だがそれはカノンノの嗜虐心を煽るばかりで。
「駄目っ…カノンノ…おかしくなっちゃいそう」
「我慢しないで?私に任せてくれれば大丈夫だから…んっ」
カノンノは子供をあやすような優しい声で相手に語りかけると、そのまま優しく唇を重ねる。
「んっ…ふうぅ…んんんんっ!!」
少女はカノンノに覆い被さられたまま、彼女の下で絶頂を迎え大量の愛液を噴出し、彼女の手を濡らす。
そのまま少女は荒い息を吐いたまま暫くぐったりとした。


「私…どうしたの…」
少女が目を覚ますと見上げた場所にカノンノがいた。同じベットに膝立ちしているようだ。
そこまでは良い。問題なのは少女とカノンノの状態だ。
少女は先程までカノンノに責め立てられていた為、乳房も秘部も丸出し、あられもない姿でベッドに横たわっている。
しかしカノンノには着衣の乱れが一つもない上、余裕の表情で先程少女の膣内に挿入したであろう片手の指を一本一本舐めていた。
これは理不尽だ。――そう思った少女は起き上がり、まずショーツを穿き上着を羽織り裸体を隠す。
「あ、起きたんだね!…どう、気持ちよかった…?」
「まぁ、ね。でも…」
少女は若干陰りのある表情を見せたかと思えば、カノンノの肩を両手で掴み強い力でベッドに押し倒す。
「一方的にやられるなんて…許せないタチだから。」
「あ、あの…!」
急な逆転にカノンノは目を見開いて全身をじたばたさせて少女の手から逃れようとする。しかしそれは少女による拘束を一層強めるばかりだった。
「自分はあれだけ人にやっておいて、自分が襲われそうになると嫌がるなんて…理不尽だよね?」
「あ、あうぅ…」
少女はカノンノのスカートの中に手を入れると、肌に密着した黒スパッツをするすると脱がしていく。
露わになったカノンノの下着はじっとりと湿っていて、うっすらと女の秘唇が浮かび上がっている。
「ふふっ…私を指で犯しながら自分も感じちゃっていた訳?淫乱な子だね」
「やぁんっ…嘘…みないでぇっ…」

「あらあら、さっき私に言ったことを忘れたの?」
少女は窘めるように言うと最早ぐしょぐしょになっているショーツに指を押し当てる。
「『口では抵抗していても、体は正直』なんでしょ?」
言い終わると同時に少女は白のショーツの真ん中を横にずらし股間を露わにする。
濡れそぼった桃色は外気に晒され、ひくひくと刺激を求める。
「駄目ぇ…」
カノンノは恥ずかしそうに身を捩らせるが、それはお構いなしに少女は空いた方の手を股間に這わせる。
「カノンノ…どうして欲しい?」
「え…?」
声を掛けると、カノンノはきょとんとした表情で答えた。どうやら彼女は少女に犯されることをわかって抵抗していたようだ。
それを知った少女はわざと焦らす行動にでて、カノンノの反応を楽しむ。
「ぅ…ぁ…その…おまんこ触って下さい…っ」
顔を朱に染めてねだるカノンノの表情は最高に可愛かった。
少女は躊躇もせずに割れ目をさすり、時折膨らんだクリトリスを摘む。
「ひゃぁっ、んっ、あぁん…!」
膣口からは蜜がたえず流れ出て、少女の指を濡らす。
「カノンノ…っ」
少女は数本の指を膣口にあてがい、ゆっくりと、だが力強く入れていく。
「んぁっ…くぅっ…」
カノンノは目尻に生理的な涙を浮かべ、両手はガッチリとシーツを掴んでいる。
その膣口は本当に狭く、少女を襲う知識はあったようだがカノンノ自身に経験は無かったようだ。
奥まで行かずに、途中まで入れると少女は指を動かし始める。
「んあっ…ひやぁっ…ぁぁんっ」
最初は痛みを我慢しているような様子だったが、既にその声は甘さを含んでいる。
少女が指の出し入れをする度にくちゅくちゅと水音が響く。
「カノンノ…可愛い」
「ふぇっ…」
カノンノはいつの間にか片手で胸の膨らみを弄んでいる。
その様子を見ていた少女も彼女を手伝うように胸に手を伸ばす。
「んぅっ…ふぁぁっ…だ、めぇ…!」
愛液を大量に噴出すると、カノンノは先程の少女と同じようにぐったりした。

「はぁ…はぁ…」
しかしそんなカノンノを横目に、少女はベッドの脇に置いてある物を取りにつかつか歩いていく。
重みをもったそれを持ち上げると、少女はまたベッドに乗ってカノンノにそれを見せつける。
「カノンノ…私、もう耐えきれないの…」
「ちょ…ちょっと、何をしたいの…?」

カノンノが警戒するのも無理がない。
少女が持ち出したそれは、カノンノは普段魔物相手に振りかぶっている両刃剣だった。
青色の刀身は鞘に隠れていたが、それでも重々しい雰囲気が漂う。
「ねぇ、何を…?」
カノンノには、両刃剣を性の玩具にする事が理解できなかったようだ。――無理もないが。
「ふふっ、こうするの。」
少女はカノンノの脚の間に体を置くと、彼女のショーツを脱がしてやる。
絶頂を迎えたばかりのそこは、まだなお愛液を垂らして妖しく光っている。
「カノンノ…脚、開いて」
言うと、カノンノは困惑気味ではあるがゆっくりと脚を開き、秘裂を見せつけるようにM字に開脚する。
その様子を見ていた少女は頬を緩め、両刃剣の柄の根元を持つと、柄の先端を彼女の割れ目にあてがう。
「まっ…まさか…っ」
少女の手に合う太さの柄は、一般的な男性器並の太さがある。
そのような物を挿入されるとわかって、カノンノは必死にやめさせようとする。
「カノンノ、力抜いてね…?」
ぐっ…
少しずつではあるが、剣の柄は確実に、カノンノの膣内に潜り込んでいく。
「っあ、あ…」
遂に侵入を許してしまった異物が膣内を広げる感触に声にならない叫びを上げるカノンノ。
「カノンノ…平気?」
「はぁっ、はぁっ…へ、へいき」
強がるカノンノに少女は頬を緩めると、開いている方の腕をカノンノの背中に回して抱き止める。
「カノンノ、力抜いてっ…」
少女は剣の柄の挿入を再開し、カノンノの一線を越えさせようとする。
ぐ、と力を入れると、処女の証を押し広げて柄がさらに奥まで侵入を始める。
「――――っ!」
「は、入った…」
少女はカノンノの体を考え、入れて暫くは柄を動かさないようにし、彼女に顔を近づけ目尻に浮かべている生理的な涙を舐めとってやる。
そのままあやすようなキス。
「んっ…ふむぅ…っ」
暫くするとカノンノも落ち着いてきたようで、少女に甘えるように抱きつき、上目遣いで少女を見上げる。
「カノンノ…動かすよ…」
秘部に挿入されたままの柄をぐりぐりとかき混ぜるように動かす。
膣内が大きくえぐられるような感触に、痛みと快感を同時に感じて訳も分からない嬌声を発する。
「あっ…――はぁっ…やっ、っぁああっ!!」
「はぁっ…はぁっ…」
カノンノの声がもっと聞きたくて、彼女は柄を前後に出し入れ――俗に言うピストン運動をしながら空いた手でカノンノのクリトリスを刺激する。

「ふぁぁん…そこぉっ…ら、らめぇ…っ壊れちゃうぅっ…」
もはや満足に呂律も回らないほどに快感に支配されているカノンノは必死のことで自分の限界を知らせる。
散々暴かれきった秘部は限界も近いようでヒクヒクと震えている。
「そう…じゃ、一緒にイこうか」
「ふぇっ…な、んで…」
なんという事だろうか、少女はカノンノの秘部からすでに愛液でベトベトにった剣の柄を引き抜き、彼女の体に裸に近い格好でのし掛かったのだ。
「女の子同士で…一緒にイく方法。」
少女はカノンノの両手をぎゅっと握り締めると、ゆっくりと下半身を下ろしていき――お互いの秘部をこすりつける。所謂、貝合わせだ。
「こうすれば、女が女を犯せるの」
「ふぁっ…なにこれ、気持ちいいんだけれどっ…」
お互いの粘膜が触れ合う度に、クチュクチュと淫猥な水音が響く。
カノンノの限界が近いにも関わらす、容赦なく責め立てる少女。
「もうっ…駄目ぇ…っ」
カノンノは、遂に限界を突破して秘部から大量の愛液を垂れ流して気を失った。


「ふふっ…知識だけのお子様にはちょっとハードだった?」
そう言って相手と己の秘部を拭ってやる少女は、年に似つかわしくい程に妖艶だった。


翌日


いつものようにの客にメニューを運ぶカノンノを、とある客席の男が腕を掴んで捕まえた。
「よう、カノンノちゃん。今日も可愛いねぇ」
「あ、有難うございます」
「カノンノちゃん…お嫁屋さんになりたいんだって?もし良かったら、俺の嫁さんに…」
男の腕を掴む力が強まる。
その様子を見ていた他の客らは、興味津々に二人のやりとりを見ようと首を伸ばす。
「ご、ごめんなさい…私、心に決めた人がいるんです」
「…はぁ?」

「だ、誰だ?カノンノちゃんを落としたけしからん男は…アドリビドムのイケメンリーダーか、それとも美少年剣士か…」
「もしかしたらあの田舎っぽい青年かもしれないぜ…」

カノンノの衝撃的な一言に、辺りはざわついた。
その様子にカノンノはおどおどとして助けを求めて辺りを見渡す――が、ナナリー達は厨房の中だ。

「カノンノ、ウッドロウさんがお呼びだよ」
「あ…!」
突然現れた一人の少女に、カノンノは抱きつく。
少女は辺りの様子から何があったか察すると、客の男らをきっと睨みつけてカノンノの頭を撫でてやる。

そうして店を出て行った二人が笑顔で恋人繋ぎをしていた事は彼らにとって一生忘れられない光景になったという。


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