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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
ベリル×シングの可能性を考えてみる 448(29スレ目)氏 ベリル×シング 2009/01/12 2009/02/11

娯楽都市ユーライオ。
つい最近まで、ライオグランプリとやらで熱がこもりそうなほどの、
熱い戦いと客で溢れかえっていた騒がしいこの闘技場が嘘の様に静まり返っている。
「ねぇ、闘技場なんて絵になるのかなあ?」

「ふっふ〜ん。この100年の伝統がある闘技場はボクの『英雄』の題材にピッタリだとボクの芸術的かんせーが言ってるのさぁ♪」

…で、その静まり返った闘技場で絵を描いているのは、ベリル・ベニト。
そして彼女について来たのが、シング・メテオライト。
ついて来たというよりはソーマの発動で疲労したコハクへの土産のついでなのだが。

シングは絵にはうといが、ベリルの絵はなかなか上手いと言うのは理解できた。
ただ、闘技場の下の方に描かれている一人の男

(あれ?下の奴コン……)

シングには心当たりがあったが、よく思い出せそうにないので考えるのはやめることにした。

やめたところで…
「それにしても、あの時のコハク、カッコよかったなぁ…」
ライオグランプリの事を言っているのだろう。シングは少しニヤついている。
「もぉ〜〜…シングはさっきからコハクの話ばっかじゃん!ボク今日だけでもう30回は『コハク』って聞いたよっ!」

ベリルは一度筆を持つ手を止めて不貞腐れたようにシングを見た。

「だってさあ、あんなに高いとこが苦手だったコハクが勇気を振り絞って俺たちを助けてくれたんだよ!」
シングはコハクが自分とヒスイを助けてくれた時の事を思い出しながら目を輝かせながら言った。
「ホント、コハクのあの勇気にはオレ感動しちゃったよ!!オレも見習わなくちゃなあ。それにしてもコハクは…」
「むき〜ぃっ!!シングもあのシスコンもコハクコハクコハクコハク……!
 いい加減ボクの広いスピリアも限界だよっ!!あんたらのせいでコンクールの絵も全然描けないしっ!!
 そんなにコハクが気になるんだったらとっとと帰ったらいいでしょーがっ!!」
「そ…そんなに怒らなくてもいいじゃん!」
突然のことにシングは驚きながらもベリルに文句を言う。
「大体、ベリルはコハクの事になるとなんでそんなに怒るんだよ!」

お前がコハクコハク五月蠅いからだろう

ベリルはそう言いたかった。しかし、シングの言葉がスピリアに突き刺さる様に引っ掛かる。
結局ベリルは黙り込んでしまった。

2人の間に沈黙が続く。誰もいない静かな闘技場ということも重なってか、やけに空気が重い。
(どうしよう…ベリル怒ってるよ…こんなときって、なんて言ったらいいんだろ…)
シングの故郷には年頃の女はいない。いや、自分と同い年の友達すらいない。
毎日を祖父と剣術の鍛練で過ごし、村から一歩も出たことがない。
そんなヘタレな彼には、悲しきかな、ベリルにかける言葉が見つからない。
「あ、あのさベリル……」
シングは勇気を出してベリルに声をかけるが、聞こえなかったのか、返事は返ってこない。

しかし沈黙は突如破られる。

「ねぇシング。許してあげよっか?」ベリルがいつもの呂律が回り切らない調子で聞いてきた。
何故急に態度が変わったのか。
それに『許してあげる』という言い方が気に入らないでもないが、
一刻も早くこの空気を脱出したいシングは了承した。

「えっと…いいの…?」「ボクは超〜〜〜〜〜〜優しいスピリアの持ち主だからねぇ。
 シングがどうしてもって言うなら仲直りしてあげてもいいけど〜♪」
これ以上振り回されたくないシングはとりあえず素直に謝っておいた。
「あのさベリル、みんな心配するからそろそろ帰った方がッ…んぅふ…!」
シングの言葉は突然遮られた。シングの目の前にはベリルの顔がある。
自分の口がベリルの口で塞がれた事を認識するのには少し時間が必要だった。
「ぷはぁっ……ベ、ベリル、何を……」
「何って、シングが仲直りしたいって言うからしたげたんだよぉ?」
「そうじゃなくて……って話聞いて…んふぅっ!」
ベリルはシングの事を無視するかの様に再び唇を重ねる。
今度は口をつけるだけのキスではなく、シングの口内に舌を侵入させ、
シングの舌を自分のそれと絡めたりしてシングの反応を楽しんでいる。
シングの脳内「大人のキス」というワードが過ぎった。
「んっ…く…ふぅ…」

ようやく解放された時、シングは息を切らすと同時に下半身が何かを訴えているのにも気が付いた。

「はぁ…はぁ…なんで、こんな……」
話すのもやっとだったシングだが、それどころではなくなった。
突然ベリルは、彼のベルトを外し始めたのだ。
「ちょっ…!ベ、ベ、ベリル!?なにやって……!?」
シングはさっきと同じ反応をする。否、さっきよりも声のトーンが1オクターブ程高い。
「これからもコハクコハク言われ続けるのはボク耐えられなからねぇ?
 だからボクがコハク依存を直してあげようと思ってねぇ〜♪」
「だからってこんな…あっ…くぅ…」
シングは突然快感に襲われた。
気付くとベリルはいつのまにかあらわにされていた自分の物を握っていた。案の定硬くなっている
「でもここは元気そうじゃ〜ん?」
ベリルにそう言われ、黙り込んでしまう。こ
んな小さな子(といってもむしろ自分より年上なのだが)に欲情してしまうとは、
自分にはそういう気があるのだろうか、なんだか不安だ。

「それじゃーいただくとしますかぁ〜!」
ベリルはシングの物を何のためらいもなく口に含んだ。
「う…あぁ…んぁ…ふぅん…!」
十六年間女性を知らなかったシングの股間はそれだけでもかなりの快感だったようで、既に爆発寸前だった。
ベリルはそんなことおかまいなしに、口を上下させる。
シングとの体格差からか、その動きはとてもスムーズとは言いがたい。
だが、爆発寸前のシングを絶頂へ導くには十分な刺激だった。
「んふ……ひんふ、ひほひひい?」
ベリルがシングの物を加えながら尋ねる。
シングはなんとなく、『シング、気持ちいい?』と言っているのだと察した。
シングが返事をする間もなく、ベリルは少しずつ口の動きを早くしていく。
「ベリル……!オレもう……で、出る……!!」
「んふ…………んふぅ!?」
シングのうめき声と同時にベリルの口内にシングの熱い種子が飛び出る。
突然の事にベリルは驚き口を離す。それでもシングの精液の勢いは止まらず、
口内と一緒に、顔全体も白く汚していった。
「げほっ…ごほっ…!もうシング早すぎだよぉ〜…ボクのキレイな口と顔がドロドロになっちゃったじゃないか〜……うぇー…にが……」
ベリルは頬についた精液を舐めながら顔を萎ませた。

「ご…ごめん……」
情けない。行為をした相手に「早漏」呼ばわりされてしまう。
彼にとってかなりの屈辱ではあるのは間違いない。
「まぁでも仕方ないか。童貞ぼーやのシングちゃんにはボクのテクニックは早すぎちゃったかなぁ?」
(どこでこんなこと覚えたんだ…?チェンさん?いやいやまさか)
気分が悪くなりそうだったので考えるのはやめた。
「それにしても、かな〜り溜め込んでたみたいだねぇ?」
「…………」
図星だ。あんな可愛い子と一緒に旅をしながらフラグすら立たず、
温泉で裸を見ても抜くことすらできない。シングの性欲は高まるばかりだった。
「ベリル、その…みんな心配してるだろうし……もう帰った方がよくないか…?」
ベリルによる強姦未遂(?)のせいで言えなかった事をやっと口にすることができた。
「ふぅ〜ん…シングは精液まみれに汚したボクをみんながいるホテルに連れてく気なんだぁ〜?」
「うっ……それは……」
シングは今さらだが後悔した。そんなことしようものなら、
コハクとは一生口聞いてもらえないだろうし、ヒスイにも何されるか分かったもんじゃない。
「それに、ここまでやっといて終わりだなんてマナー違反でしょー?」

そう言うと、ベリルは自分の着ている服を脱ぎ始めた。
さっきまで勝ち気だった彼女にも羞恥心と言うものはあるようで、服を脱ぐのに比例して人が変わっていく。

「さ、シング…き……きて…?」
中途半端なところまで脱いだところで、観客席の上に上半身だけを反りかえして横たわる。
というか初体験が着衣プレイとはいかがなものか。しかし、それはまあ好みがある訳で。
(コハク……ごめんっ…!)心の中で呟くと、シングはベリルに重なる。
シングは既に湿っている毛の殆ど生えていないベリルの秘所に自身をあてがった。
「それじゃ、いくよ……!」
「うん………」

シングは一気にベリルを貫いた。ベリルに痛がっている様子はなかった。
(この顔で経験済みか)途端にさっきとは比べ物にならない激しい快感が二人を襲う。
「ひぁん……い、いいよぉシング…」
「ベリルの中…すげェ…締め付けて…くる…!」この体格差だ。
幼女同然とも言える、ベリルの身体は締め付けがあまりにも強かった。
シングは更なる快感を得るため腰を思い切り振る。
もうコハクの事など頭にない。頭の中は、絶頂を迎えることでいっぱいだった。
「ひゃぁん!うん…あふっ!ちぎれるよぉ!あ、はぁん!だめ…!い、いちゃう!いっちゃうよぉ!」
「ベリル…!オレ…も…もう…出る!」
「いいよぉ…!だして…、シングの熱いの……いっぱい中に…ちょうだい…!!」
二人は同時に果てた。シングの粘液がベリルの幼い子宮に注ぎ込まれる。
シングは脱力し、自分より二回り程小さなベリルにもたれかかった。


あれから数十分程経っただろうか、シングはベリルに起こされた。
「シング…背中、痛いってば……」
「あ、ご、ごめん…」
しばらく記憶が頭の中を右往左往していたが、ベリルとの行為を思い出した彼はハッとした。
「あ、よかったの…?中に出しても…?」
「いいよ、ちゃあんと、責任とってもらうからねぇ〜」
「そ…そんなぁ……」
「そんなことより〜、もっかいしよ?シング?」「う…うん…」
いつもの雰囲気に戻ったベリルのペースに飲まれて、二人は第二ラウンドを開始する。
本来の目的など完全に忘れて。


『ベリルとシングのスピルリンクが強まった』?
〜おまけ〜
「コ…コーネルピン少将…突撃命令は…?」
「バカ者!放って置け!それより、ティッシュとトイレットペーパーのシンを持って来い!!」
「はっ…?」

終われ


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